安芸製作所 1/72 ホーカー シーフューリー FB.11
シーフューリーは1/72でspecial hobbyのFB51とFB11、 トランペッターのFB11を作り、1/48ではHOBBY CRAFTのFB11を作ってきました。 今回は安芸製作所のレジンキットを作ります。
シーフューリーはイギリス海軍最後のレシプロ戦闘機で、1947年から1955年まで運用されました。 本機の開発はテンペストをベースに行われ1944年に試作機フューリーIがテスト飛行しました。 このとき既に空軍と海軍で各200機の契約を交わしていましたが、第二次世界大戦が終わりを迎えて空軍の200機はキャンセルされました。 海軍機の開発はそのまま続けられて1945年に海軍向けのシーフューリー試作機が初飛行しました。 翌年には主翼に折りたたみ機構を追加したシーフューリーF.10が完成しました。 F.10は50機が、続いてシーフューリーFB.11が615機作られることになりました。
1947年8月に実戦配備が始まり、1950年に朝鮮戦争が始まるとイギリス海軍航空隊の単座戦闘機として重要視され、地上攻撃やMig-15との空中戦などに戦果をあげました。 シーフューリーは1953年から後継のシーホークにその座を譲って第一線から退きはじめ、1955年3月に最後の部隊が解散しました。
製作の記録です。エンジン部品の全長がそこそこ長いので、特に軸受は用意せずエンジンの前後端に穴を開けて軸を通します。
プロペラ軸は虫ピンです。前方にはスピナーの後端部品を軸に接着します。
インパネとサイドコンソールには白でドライブラシしました、ベルトは少し細く切ったドラフティングテープです。
フラップのフレーム部品ですが、軸になる金属線を入れた状態になってます。こんな成形できるのか?
機銃は銃身だけでなく、本体も再現されてます。
下面と側面にダックエッググリーンを塗ったところで、上面色のダークシーグレーのためにマスクしました。
胴体後部はインベイジョンストライプのデカールを貼りますが、
この下に塗り分け線が来るのは避けたいのでダークシーグレーを塗らないようにマスクします。
主脚のタイヤは軟質素材、ホイールは本体と同じレジン、脚柱は何故かクリア成形です。
カウリングのカバーと機銃点検ハッチは着脱可能ですが、嵌めているだけだと紛失しそうなので固定します。
ここからは完成品です。
カバーとハッチを閉じて完成です。
イギリス海軍所属機のマーキングですが、詳細は不明です。
ブリストル セントーラス エンジンの2,400馬力で回しております。
デカールは少しオーバーサイズで、モールドへの馴染みがイマイチでした。
インベイジョンストライプもデカールですが、主翼上下や胴体左右のつなぎ目はリタッチしてます。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
フラップは上げ下げ可能ですが、遊んでいると壊れそうなので下げた状態にしておきます。
排気管の後方はパネルが無い所が有ります。エンジン冷却空気の出口でしょうかね?
排気管パーツは最初から排気口が開口されてました。
翼端の航法灯はキット付属のクリアパーツで、塗料を流し込むための穴が開いてました。