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ACADEMY 1/72 ホーカー タイフーン Mk.IB

ホーカー・タイフーンはホーカー・ハリケーンの後継となる迎撃戦闘機として設計され、最初の生産型Mk.IAはブローニング7.7mm機関銃12挺を搭載して1941年5月に引き渡されましたがました。 しかし高度2万フィートでの性能が不十分であったことと後部胴体の構造強度不足から一時は全機飛行停止になったこともありました。

この問題点を解決するために様々な改良が加えられ、1942年後期にはエンジンを改良型のセイバーIIAに換装したMk.IBが登場しました。 Mk.IBの武装はヒスパノ20mm機関砲4挺に強化され、最大2,000ポンドの爆弾搭載が可能となりましたが、後に両翼下に60ポンドのRP-3ロケット弾を4発ずつ搭載するタイプも配備されました。 1943年にはMk.IBにバブル型のキャノピーが装備され、パイロットは良好な後方視界を得ることができました。

Mk.IBは低高度でドイツ空軍の戦闘爆撃機の性能を凌駕したことを立証しました。 本機はその高速度とロケット弾の火力で、連合国の戦闘爆撃機グループに不可欠の戦力となり、艦艇や機甲師団に対する抵高度攻撃によって本機はDデイにおける勝利に貢献しました。

製作の記録です。
TYPHOON_IB_Z11.jpg(153061 byte)
インパネは塗装してメーターに白でドライブラシを施し、光沢のニスを垂らしました。 TYPHOON_IB_Z12.jpg(28399 byte)
左から右翼の航法灯、着陸灯、左翼の着陸灯、航法灯です。
着陸灯の主翼内部はガランドウでしたのでパテ埋めしてプラ板のランプを仕込みました。
航法灯は主翼の該当部分を削って伸ばしランナーのランプを埋め込みました。
TYPHOON_IB_Z13.jpg(15315 byte)

胴体後部の上面(右)と下面(左)の補強板はサンディングで消えてしまいましたので、プラ板で追加しました。
TYPHOON_IB_Z14.jpg(10240 byte)

排気口はリューターで削って開口しました。
TYPHOON_IB_Z15.jpg(175673 byte)
オーシャングレーを塗りましたが、機体色は国際標識のデカールを避けるように塗っていきます。 TYPHOON_IB_Z16.jpg(191874 byte)
胴体と翼を結合する前に塗装してデカールを貼りました。 TYPHOON_IB_Z21.jpg(76718 byte)
キットのままでは脚カバーの上端と主翼の隙間が空き過ぎるので主脚柱の赤枠部分を切り取って短くしました。
TYPHOON_IB_Z22.jpg(23169 byte)

プロペラ周りはキットのままです。
機首から飛び出た軸をプロペラに通して、前方にストッパーを付けました。

ここからは完成品です。

TYPHOON_IB_UFL.jpg(137268 byte)
全体を組み上げて、半光沢クリアをスプレーして、ウェザリングして完成です。 TYPHOON_IB_UBR.jpg(137728 byte)
1945年8月のイギリス空軍 第193飛行中隊所属機のマーキングです。 TYPHOON_IB_P.jpg(64362 byte)
液冷式24気筒H型のネピア セイバーIIAの離昇出力2,180馬力で回しております。
主脚柱は短くしただけでなく、カバーとの間隔も詰めました。 TYPHOON_IB_RUF.jpg(126614 byte)
航法灯には透明UVレジンを充填しました。
着陸灯とともにサンディングで曇りましたがコンパウンドは使わずに光沢ニスで透明度を復活させました。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。 TYPHOON_IB_RSS.jpg(99239 byte)
ロケット弾は弾頭も含めてオリーブドラブの指定でしたが、弾頭は赤はスピナーに合わせて脚色しました。 TYPHOON_IB_LBU.jpg(134175 byte)
歩行帯はデカールも有りましたが、エッジが捲れそうなので塗装しました。 TYPHOON_IB_LFS.jpg(93430 byte)
ホイップアンテナは0.35mmのピアノ線です。 TYPHOON_IB_RBU.jpg(133216 byte)

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