アオシマ 1/72 川崎 五式戦闘機 II型
五式戦I型はこれまでに ファインモールドのバブルキャノピー型と アオシマのファストバック型 を作ってますが、今回は排気タービン過給器を装着したII型です。
高高度を来襲するB-29に対抗するために五式戦闘機I型のエンジン ハ-112を排気タービン過給器付きのハ-112IIルに換装した高高度戦闘機が五式戦闘機II型です。 ハ-112IIは高度10,000mの高空でも1,000馬力の出力を維持できました。 昭和19年11月に研究が始まり、昭和20年5月に初号機が完成しました。 高度10,000mにおける最大速度はI型を30km/h上回る565km/hに達し、10,000mまでの上昇時間が約2分短縮されました。 昭和20年9月には量産一号機が完成する予定でしたが、敗戦の試作3機が完成したのみでした。
製作の記録です。コックピットや機体内部色は迷彩色のC130が指定されてましたが、サンドイエローのC119を塗りました。
パイロットを乗せる予定ですのでシートベルトは省略してます。メーターにはクリアを垂らしてます。
0.8mmの真鍮線を回転軸にして、外径1.2mmの真鍮パイプの軸受を2mmプラ棒に仕込みます。
主脚カバーは閉じますので、脚庫への落ち込み防止にプラ棒を立てました。
主脚カバーの外側は形が合わないので、切り飛ばして瞬着パテで埋めました。
スタンドの1.6mm金属線を受けるためにポリキャップを仕込みました。
胴体と主翼は接着せずに塗装しました。
デカールを貼り終えました。主翼の識別帯は貼りにくそうでしたので十の字に組む前に貼ってます。
排気タービンは焼鉄色と黒鉄色で塗って、焼鉄色にはMr.ウェザリングカラーのラストオレンジを重ねました。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。
クリアコート、墨入れ、張線して完成です。
尾翼のマークが示すように試作3号機のマーキングです。
三菱のハ-112IIルの1,500馬力で回しております。
識別帯の黄橙色はデカールですが、機銃口の赤はデカールの形が合わなかったので塗装してます。
この機体が増槽を装備したことが有るかどうかは知りませんが、部品が入っていたので装備させました。
試作機なのでウェザリングは墨入れのみに止めました。
上面はアクリル系の半光沢をスプレーし、下面はタミヤアクリルのクリアX-22を筆塗りしました。