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タミヤ 1/72 チャンス・ボート アメリカ海軍艦上戦闘機 F4U-1 コルセア

第二次大戦前の1938年に開発が始められたF4Uコルセアは、ユニークな逆ガルタイプの主翼がトレードマークとも言うべきアメリカ海軍の傑作艦上戦闘機です。 群を抜く戦闘能力を持っていましたが、当初は空母着艦時の視界不良が問題とされ、その多くが陸上基地から活動し、その名を高めることになりました。 中でもF4U-1は鳥かごを思わせる枠の多い風防からバードケージと呼ばれたコルセア量産型の一番手です。

1943年2月、対日攻撃作戦が本格化した太平洋戦争に、海兵隊第124戦闘飛行隊の所属機がガダルカナル島を基地として実戦に参加したのを皮切りに、コルセア(海賊)の名に恥じない威力を見せることになりました。 ソロモン、ニューギニア、フィリピン、マリアナなど各諸島での戦い、さらに沖縄から日本本土を目指すすべての戦いに参加し、日本軍にとって恐るべき存在となりました。 活躍の原動力となったのはP&Wダブルワスプ2000馬カエンジンと、大馬力を活かすべく採用された約4mという大直径のプロペラで、最大速度636km/hをマークしました。 逆ガルの主翼は、大直径プロベラを装備しつつ主脚の長さを短くし、また主翼と胴体は直角に近いほど空気抵抗が少ないという当時の理論に基づいていました。

コルセアはヴォート社のレックス・バイゼル技師を設計主任とするチームによって開発され、1940年10月、原形機のXF4U-1がアメリカ戦闘機として初めて水平飛行で時速400マイル(644km/h)の壁を破る記録を樹立しました。 F4U-1シリーズの生産数は、視界や搭載能力を向上させたF4U-1Aや艦載機として制式採用されたF4U-1Dなど、発展型や派生型を含めて9,000機以上を数えました。 大戦終結後もコルセアは改良を加えられながら運用を続け、朝鮮戦争でもアメリカ海軍や海兵隊の主力対地攻撃機として存在感を示しました。

製作の記録です。
F4U-1_Z11.jpg(173357 byte)
インパネにデカールを貼ろうとしたらデカールが切れてしましましたので、諦めてメーターに光沢ニスを垂らしました。
シートベルトもデカールが有りましたが、これは使わずにマスキングテープの細切りに切り替えました。
残りのデカールには水性のクリアを数回スプレーしておきました。 F4U-1_Z12.jpg(208319 byte)
外径1.6mm・内径1.15mmの真鍮パイプを軸受に、外径1.1mmの真鍮パイプを回転軸にしました。 F4U-1_Z13.jpg(150440 byte)
塗装してクリアで補強したデカールを貼りましたが、国籍標識で大失敗してます。

ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。

F4U-1_UFR.jpg(502618 byte)
組み上げて、ウェザリングして張線して完成です。 F4U-1_UBL.jpg(536011 byte)
海兵隊第214戦闘飛行隊「ブラックシープ」のグレゴリー・ボイントン少佐乗機のマーキングです。 F4U-1_RP.jpg(369400 byte)
P&Wダブルワスプの2000馬カで回しております。 F4U-1_LUB.jpg(475144 byte)
Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーでウェザリングしてエナメルの銀で剥がれを描きました。 F4U-1_RSF.jpg(103877 byte)
海兵隊の機体なので着艦フックは外されています。 F4U-1_RBU.jpg(135615 byte)
このキットの国籍標識は周囲の赤縁が別になっており、まず赤縁を貼ってから、中の星+帯を貼りますが
赤縁に向きが有ることが気づかずに左舷胴体以外は逆向きに貼ってしまいました。 F4U-1_LFS.jpg(109259 byte)
そのまま星+帯を貼ると赤縁と位置がズレてしまうので、星と帯を切り離して赤縁に合わせて貼りました。 F4U-1_LBU.jpg(118142 byte)

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