Cyberhobby 1/72 デハビラント シーバンパイア F.20
デ・ハビランド社のバンパイアはツインテールブームが特徴的なジェット戦闘機で、1943年に初飛行に成功し1945年から配備、運用が開始されました。 当時はジェットエンジンの黎明期であり、レシプロとは大きく異なるジェットエンジンを搭載するためのレイアウトが手探り状態で、様々な形式が考案されました。 本機ではジェット排気をスムーズに後方へ流し、かつ機体重量の軽減を図るため、後部にジェットエンジンを装備した短い胴体と尾翼をツインテールブームで繋げるレイアウトが採用されました。
イギリス空軍で採用されたバンパイアの運用実績を受けて海軍でも採用が検討され、海軍仕様として開発されたのがシーバンパイアです。 空母運用に伴う改造が施された試作機は1945年12月にイギリス空母「オーシャン」への着艦に成功し、世界で最初に空母に着艦したジェット艦上戦闘機となりました。 テストの結果を受けてイギリス海軍はシーバンパイアの採用を決定しました。
シーバンパイアF.20は戦闘爆撃機型のバンパイアFB.5をベースに海軍仕様とした機体です。
製作の記録です。コックピットですが練習機型のバンパイアT.11と比べると単座と複座の差を超えて何故か随分違います。
コンソールらしいものは有りますが、インパネが見当たりません。シートは低いし、操縦桿が左に寄ってます。
尻もち防止の錘は釣り用の鉛を約4.5g仕込みました。
なので胴体の上半分側にインパネをでっち上げました。四つのメーターしか有りませんが。。
各コンポーネントがバラバラのままで塗装とデカールまで済ませました。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。
組み上げてウェザリングして完成です。
1956年 イギリス海軍の第712中隊所属機のマーキングです。
タミヤのブラウンで墨入れして、油彩でフィルタリングしました。
最後にウェザリングカラーのマルチグレイでウォッシングしてます。
前脚の車輪は変わった構造してます。タイヤなんでしょうかね。
フラップは金属線で補強を入れてダウン状態にしました。
キャノピーは二分割されてましたがコックピットがあんな状態ですので閉じました。