AIRFIX 1/72 ストラトスフォー(BAC) TSR.2MS
TSR.2MSはテレビアニメ「ストラトスフォー」に登場する機体で、BAC製のTSR.2がベースになっています。 以下はアニメの設定です。
西暦2XXXX年、地球は接近する彗星群の脅威に晒されていましたので、国連は彗星衝突による災害を防ぐために、天体危機管理機構を創設しました。 そこでは「コメットブラスター」による宇宙空間での彗星迎撃と「メテオスイーパー」による成層圏での隕石(破壊された彗星の破片)迎撃を組み合わせた二重の防衛システムからなるスペースシールド計画が推進されました。 TSR.2MSは対隕石地上迎撃部隊「メテオスイーパー」の使用機で、主翼下面のRATO(ロケット離陸補助)ポッドと2基のジェットエンジンでZELL(零距離離陸)移動発射台から離陸します。 RATOポッドが燃焼を終了して投棄された後は、垂直尾翼基部のメインロケットに点火して成層圏界面まで上昇し、胴体下面の対隕石ミサイルを発射して隕石を迎撃します。 バイク方式の着座姿勢でコックピットに搭乗するパイロットとレーダー操作員の2名によって操縦され、空気が薄くて動翼による姿勢制御が不可能な高高度ではRCS(気体噴射式姿勢制御システム)が使用されます。
実在のTSR.2はBAC製のイギリス空軍の試作超音速攻撃機です。 本機はマッハ2級の最高速度と全天候超低空侵攻能力を備えた攻撃機として計画され、試作1号機は1964年9月に初飛行しました。 1号機がテスト飛行を繰り返し、少しずつ当初の問題を解決しながら性能の確認を進める一方で、重量増加により要求性能を満たせないことが明らかになってきました。 加えて開発費の大幅な高騰と機体価格の上昇も明らかになりました。 本機の計画は保守党政権下で進められてきましたが、政権交代で発足した労働党のウィルソン内閣が本計画に批判的だったこともあって1965年4月にTSR計画は中止されました。
製作の記録です。コックピットは殆ど見えなくなるんですが、デカール貼ってウェザリングしてパイロットを乗せました。
シート?に跨って乗るバイク方式ということなのでシートベルトは有りません。
飛行姿勢とするので脚カバーは閉じますが、合いが悪いです。パテ以外にも水色のように
プラ棒やプラ板で隙間を埋めて、赤色のようにカバーそのものをプラ板で置き換えたりしてます。
組み立てが終わったコンポーネントの塗装を始めます。インテークは組み立てる前に塗ってます。
ここからは完成品です。
塗装して、デカール貼って、墨入れして、ウェザリングして完成です。
ストラトスフォーのメテオスイーパーのマーキングです。
白いところの塗装は殆どスプレーを使いました。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
ミサイルを抱えていると脚が地上に届きませんので飛行状態で仕上げてます。
尾翼はオールフライングテールですので可動できます。
パネルラインをなぞるようにタミヤウェザリングマスターのグレーやオイルを擦り付けてます。