フジミ 1/72 マクドネル・ダグラス BRITISH PHANTOM FGR.2
アメリカ海軍向けのF-4Jのエンジンをロールス・ロイスRB168-25RスペイMk.203に換装した機体がファントムFG.1(F-4K)としてイギリス海軍に導入されました。 このF-4KのエンジンをRB168-25RスペイMk.202とし、レーダーをAN/AWG-12に換装した機体がファントム FGR.2(F-4M)としてイギリス空軍に導入されました。
1919年にイギリス空軍のアルコック、ブラウン両飛行士がビッカース・ビミー爆撃機により初の無着陸大西洋横断飛行を成功させました。 それから60周年の1979年にイギリスのグリーンハムコモン空軍基地で開催されたエア・タトゥーにおいてファントムFGR.2が同じコースを飛行しました。 パイロットはアルコックの甥のトニー・アルコック中佐で、ブラウン飛行士と同じ姓のノーマン・ブラウン大尉がナビゲーターという凝った演出でした。 機体には華やかな記念塗装が施されていました。
製作の記録です。コックピットを組み立てて組説に従ってインパネやコンソールにはデカールを貼りましたが。。。
組説を見ると、後席のサイドコンソールの上にパーツを付ける指示になってます。
どこに接着するのか明確ではありませんが胴体に組み込んでから、このように組み付けました。
デカールは貼る必要は無かったですし、コンソール上のモールドは削った方が良かったです。
機体と増槽を塗装しました。グレーはイギリス空軍迷彩色のMr.カラーC332です。
タイヤは軟質素材の別パーツが用意されています。
ここからは完成品です。
墨入れしてデカール貼って、装備を組み付けて完成です。
1979年のエア・タトゥーで行われた記念飛行のマーキングです。
増槽は当然としてもスパローとサイドワインダーを各4基も搭載して記念飛行したかどうかは分かりません。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
前脚は空母発艦時に機首を持ち上げた状態のパーツも入ってましたが、空軍機なので普通の方を付けました。
デカールはカルトグラフ製なので悪くはないんですが、曲面に馴染ませるのが難しかったです。
なのでデカール糊や軟化剤を駆使したり、切り目を入れたりしましたがアチコチ失敗して塗装で補修してます。