タミヤ(ITALERI) 1/72 スホーイ Su-34 ストライクフランカー
Mig-29と共にロシア空軍を代表する戦闘機スホーイSu-27には多くのバリエーションが有り、Su-24やMig-27の後継機として開発された複座の戦闘爆撃機がSu-34です。 ロシアがこの新型戦闘爆撃機を開発しているというニュースが広まったのは1992年春のことでした。 同年8月にはモスクワ航空ショーで、その原型機Su-27IBが初めて姿を現し、デモフライトでSu-27ゆずりの優れた運動性能を見せました。 そして1993年12月には正式にSu-34と命名された量産1号機が初飛行し、1995年のパリ航空ショーなどでも公開されて、レーダー機器と並列複座のコックピットを収めた幅の広い機首部分に大きな注目が集まりました。
この複座の乗員が横に並ぶレイアウトは、パイロットと航法士の連携が取りやすく、良好な視界も確保できるというメリットが有ります。 また予備の操縦装置が航法士席にも設けられていますので、被弾しても基地に帰り着く確度を高くすることができました。 もう一つの特徴は機首両側面に設けられたカナード翼で、この機体の姿勢に応じて可動する前翼により高い機動性が確保されました。 エンジンはリューリカAL-31MFターボファンを2基搭載していますが、二つのエンジンの間のテイルコーン尾部には後方防御用のレーダーが装備されています。
製作の記録です。インパネは塗装し、シートベルトはマスキングテープで適当に作りました。
フラップと胴体の間に大きな隙間ができましたので、プラ板で埋めます。
胴体と主翼を結合し、迷彩の境界を書き込みました。垂直尾翼はまだ乗せているだけです。
先に白を塗った所はマスキングテープで保護しています。
機体の塗装が終わって墨入してます。
キャノピーはマスキングして塗装しました。
デカールを貼った後に半光沢クリアをスプレーしています。
迷彩塗装にはモデルカステンのフランカー・カラーセットを使いました。赤丸の数字はカラーの番号です。
ここからは完成品です。
兵装を搭載して、キャノピーを接着して完成です。
1994年クビンカでのデモンストレーション時の仕様で仕上げました。
兵装満載です。それでも胴体後部のパイロンが二つ空いてます。
垂直尾翼付け根前縁は開口してあります。
翼端の航法灯はモールドがありませんでしたので、着色したプラ棒を埋め込みました。
ミサイルの一部はパイロンとの接着に不安が有りましたので、針金で補強しました。
機首のプローブ?はアルミパイプと針金で置き換えました。