Revell 1/72 スホーイ Su-24M フェンサー
Su-24はIl-28やJak-28を置き換えるために開発された複座で可変後退翼の戦術爆撃機で、NATOのコードネームはフェンサー(FENCER)が与えられました。 超低空で侵攻して敵の防空網を破壊することが本機の目的でした。 双発で高翼の可変後退翼を備えたジェネラル・ダイナミクスのF-111が1967年に登場したことが、本機の開発に拍車を掛けたようで、1970年の1月17日にプロトタイプのT6-21が初飛行しています。
コックピットではパイロットと航法士は並列に配置され、射出座席のK-36Dは地上でも超音速飛行中でも脱出可能でした。 主翼前縁には全幅に渡って格納式のスロットが装備されており、低速での飛行特性を改善させています。 頑丈な降着装置は不整地での運用を可能にし、二つのブレーキシュートは着陸距離を短縮させています。
最初の生産型は1974年からソビエト軍に供給が始まりました。 1983年から配備された改良型のSu-24Mでは、レーザー誘導やTV誘導兵器が使用可能となり新型のレーダーやコックピット直前には格納式の給油プローブが装備されています。 Su-24Mはソビエト空軍以外に、海軍やアゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、タジキスタン、ウクライナ、ウズベキスタンの空軍に配備されました。
製作の記録です。コックピットですが、デカール再現のインパネがかなり派手です。
後退角が変わる主翼にもパイロンが有りますので、角度が変えられるように加工します。
写真右は無加工のパイロンで、左のように軸を針金に変えて、
3mmプラ棒に穴を開けて輪切りにしたものをストッパーにします。
機首のレドーム内に釣り用の錘を仕込みました。
レドームがかなり重くなったので、胴体との取り付け強化のため、ダボとホゾを追加しました。
塗装した主翼を挟んで胴体の上下を接着しました。
二つの迷彩色を混色したものでパターンの境界を書き込んでいます。
水平尾翼は一色だけ塗ったところです。
主な塗装を終えてデカールを貼りました。
ここからは完成品です。
墨入れして、半光沢クリアをスプレーして、少しウェザリングして完成です。
クビンカ基地所属の輸出型Su-24MKのデモンストレーション用機体のカラーリングです。
エナメルのスモークにフラットベースを混ぜて軽くウェザリングしました。
主翼を最も後退させた状態です。
最も前進させた状態で、後退角に合わせて翼下のパイロンも回転させてます。
水平尾翼は差し込んだだけですのでピッチ可変です。
翼下の兵装はKh-25空対地ミサイルです。レーザー誘導方式なので先端を削ってレンズを再現してます。
胴体中央はKh-29L空対地ミサイルでこっちはセミアクティブレーダー誘導方式です。
Kh-29Lの後方は小爆弾や地雷のディスペンサーKMGU-2です。