cyberhobby 1/72 デハビラント シーベノム FAW.21
ベノムはデ・ハビランド バンパイアの性能向上型として開発された機体で、当初はバンパイアFB.8と呼ばれていました。 しかし、バンパイアからの変更点が多くなったため開発中にベノムと改称されました。 ツインブーム形式のレイアウトはバンパイアと同じですが、エンジンは強化され、主翼は緩やかな後退翼となって翼端には増槽が搭載されました。
1949年9月2日に初飛行したベノムはバンパイアより100km/h以上も速度性能が改善されましたので戦闘爆撃機としてイギリス空軍に採用されました。 夜間戦闘機型のベノムNF.2を基に大型レーダーを搭載し、レーダーオペレーターを搭乗させるために並列複座とした全天候艦上戦闘機型がシーベノム (Sea Venom) としてイギリス海軍に採用されました。 本機は空母での運用のために主翼の動力折りたたみ機構や着艦フックが装備され、機体構造が強化されました。 シーベノムは1954年3月から1961年まで部隊配備されていました。
製作の記録です。メーターはデカールの上から光沢ニスを垂らしてます。シートベルトはマスキングテープです。
エンジンが再現されています。
エンジンを収めるためには一旦吸気ダクトを外して、ダクトの基部を削って摺合せが必要でした。
バラバラの状態で塗装しました。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。
デカール貼って、組み上げて、半光沢クリアコート、ウェザリングして完成です。
画像は有りませんが、レドームには5gの鉛の錘を入れてあります。
1950年代後期、イギリス海軍空母アルビヨンの第894飛行中隊所属機のマーキングです。
胴体背面のハッチは着脱可能です。
上げ下げ選択式のフラップは下げ状態で固定しました。着艦フックは可動です。
主翼は折りたたみと展開が選択式でしたので、切り替え式にしたかったんですが無理でした。
翼端増槽の黒は2分割のデカールを貼る設計でしたが、黒の部分だけ切り出して貼って、黒でリタッチしてます。
墨入れ後にMr.ウェザリングカラーのマルチグレーでウォッシングしてウェザリングマスターのグレイを擦り付けました。