アオシマ 1/72 川崎重工 OH-1 ニンジャ
OH-1は陸上自衛隊の観測ヘリコプターで、隊内では「オメガ」と呼ばれていますが、一般には「ニンジャ」の名称で親しまれており、垂直上昇、急降下、宙返り等のアクロバティックな飛行もこなす陸自の名物ヘリです。
OH-1は戦闘ヘリの様な縦列複座式のコックピットやスリムな機体が特徴で、自衛武装として91式携帯地対空誘導弾(SAM-2)をベースにした空対空ミサイルを4基搭載しています。 そしてこのヘリの重要な要素である索敵サイトには赤外線センサー、可視光カラーTV、レーザー測距装置が搭載され、対抗勢力の状況を昼夜を問わず探知することができます。 コックピットには任務適合性の高いアビオニクス統合システムが採用されています。 生存性を高める為の装備として防弾座席、防弾ガラスや二重の油圧・操縦系統を持っています。
その他、ヒンジレスハブローターや静音性に優れた不等間隔ブレードのダクテッドテールローターの採用など高い技術が盛り込まれており、特にハブ構造の設計が高い評価を受けハワード・ヒューズ賞を受賞しています。
製作の記録です。いきなり降着装置の写真ですが、このキットでは左写真のように車軸が金属棒で再現されてます。
仮組すると右写真のようになりますが、車輪が回転可動するわけでも無く、狙いが分かりません。
インパネとサイドコンソールはデカールで、シートベルトはドローイングテープです。
ハッチの幾つかは開閉選択式になってますが、開状態では糊代が僅かですので0.28mmの真鍮線を仕込みました。
キャノピーも開閉選択式ですが針金を仕込むのが難しいので、内側にプラストライプを貼って糊代にしました。
デカール貼りに備えて該当部品には光沢クリアをスプレーしました。
ここからは完成品です。
デカールを貼って、つや消しクリアをスプレーして、少し汚して完成です。
陸上自衛隊 第四対戦車ヘリコプター隊所属機のマーキングで仕上げました。
汚しにはMr.ウェザリングカラーのサンディ・ウォッシュを使いました。
右舷ハッチとキャノピーは開状態としました。
ローター直下の左舷ハッチも開閉選択式でしたが、こっちは閉じました。
排気管の内側はウェザリングマスターの青焼け、外側は赤焼けを擦り付けました。
スタブウイングの外側はAAMランチャー、内側は増槽です。