DRAGON 1/72 アラド Ar234P
1940年には世界最初の高速ジェット偵察機Ar234の研究がアラド航空機会社で始まっており、試作第1号機は1943年7月30日に初飛行に成功しました。 この試作機は離陸の際に3車輪式の脱着ドリーを使用し、着陸は胴体とエンジンポッド下面に取り付けられたソリを用いるという設計でしたが、 ドイツ空軍は本機を高速爆撃機としても使用することを計画しており、この設計では爆弾搭載が不可能 な上に運用にも不便と判断され、量産型では通常の引き込み式に変更されました。 最初の量産型であるAr234B-2はユモ004ターボジ ェットを2基装備した双発タイプで、1944年夏から配備が開始され、翌1945年3月にかけて連合軍地上部隊に対する攻撃に出撃しました。
P型は複座の夜間戦闘機型で複数のエンジン搭載方法が検討され、レーダーも多様なものが搭載される予定でした。 そのいくつかは設計段階に有りましたが、どれも生産には至っていません。
製作の記録です。コックピットはそこそこの部品数です。計画では複座とのことですがどう見ても単座です。