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フジミ 1/72 航空自衛隊 UH-60J

シコルスキーH-60(社内名称S-70)はアメリカ陸軍のUH-1後継機として開発されたターボシャフト双発の汎用ヘリ コプターで、原型機YUH-60Aは1974年10月17日に初飛行しました。

航空自衛隊ではV-107A救難ヘリの後継機としてUH-60AをベースにしたUH-60Jを採用しています。 作戦機の性能 が向上して行動範囲が拡大していることに呼応して、救難機にも航続距離の増加や夜間や悪天候下の救難に備え て全天候性が要求されていますので、UH-60Jは赤外線暗視装置、気象レーダーや精密な慣性航法装置を搭載して います。 V-107Aよりも航続距離が増加していますので防空識別圏内のほぼ全域を救難可能区域とすることが出 来ましたし、向上した速度のおかげで生存可能時間内に遭難者を救助できる範囲を広げることもできました。

1994年の航空祭には百里基地から航空自衛隊創設40周年を記念した機体が展示され、白/黄のベースカラーにテ イルブームに延びた龍が日の丸をつかんだ鮮やかで、迫力あるマーキングが目を引きました。 最近ではコンバッ トレスキューを想定して機体を濃いブルーに塗装し、ミサイル警報装置搭載などの改修を施した洋上迷彩タイプ も登場しています。

UH-60J_VFL.jpg(228153 byte)
1994年、航空自衛隊40周年を記念して百里救難隊から航空祭に展示された機体です。
UH-60J_UBR.jpg(168306 byte) 写真的にはコントラストがきつい被写体です。水平尾翼は白飛び、ローターまわりは黒つぶれ状態です。
UH-60J_FRU.jpg(192030 byte) 機体は明るい色ですが、増槽は実戦向けの迷彩色です。アクセントでもありますがちょっと違和感有りです。
UH-60J_BLS.jpg(171600 byte) 左舷後部の長いアンテナはプラ部品です。標準仕様ではないので取付位置の目安が有りません。
慎重に仮組して最も前と後の取付部には0.28mmの真鍮線を仕込んで補強しています。   
UH-60J_RFS.jpg(154355 byte) 左右の扉は接着せずに両面テープで留めています。左舷は閉めて、右舷は開けてやりました。   
UH-60J_DECAL.jpg(289712 byte) このキットの最大のストレスポイントが、この長い龍のデカールです。胴体部が3分割+ドアに貼る口の先端
部で4分割されていますので、全体が長いままよりは扱い易いんですが、スムースに接続するのが難しいです。
右舷は龍の胴体後半部の接続で段差が出来てしまいましたが、この写真を撮影して気が付いたので後の祭りです。
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