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ハセガワ 1/72 ユーロファイター・タイフーン

1970年代にソビエト連邦が高性能新型戦闘機を投入してきたことから、これに対応するために各国で老朽化しつ つある戦闘機を更新することが計画されました。当初、イギリスと西ドイツは独立して戦闘機の開発を始めまし たが1979年になって両国は共同開発の協定を結びました。その後、1983年までにフランスとイタリア、スペイン が参加しましたが、後にフランスが脱退しましたので4か国の共同開発となりました。開発段階での各国の問題 から運用開始時期を当初予定していた時期よりも遅らせて2000年とし、名称をユーロファイターとしました。 但しイギリス空軍と輸出向けの名称はタイフーンとなりました。

機体はデルタ翼とカナードを組み合わせたクロースカップルドデルタ翼となり、操舵にはデジタルコンピュータ で常時コントロールされるシステムが導入されてパイロットの負担を軽減しています。アメリカ空軍のF-22と 同様にアフターバーナー無しで超音速飛行:スーパークルーズが可能であり、ステルス性能的には電波吸収材 を多用したことで、レーダー反射断面積はトーネード戦闘機の1/4以下に減少していると言われています。

本機は制空戦闘機のみならず戦闘爆撃機としても運用できるマルチロール機として設計されましたので、主翼下 に多くのハードポイントが有ります。これにより最初から空対空と空対地の兵装を搭載して一回の出撃で両方の 任務をこなせるスウィングロール機としても運用できることは本機の大きな特徴になっています。


製作の記録です。
TYPHOON_Z11.jpg(45008 byte)
コンソールにはデカールが用意してありましたが、メーターが無くて単純でしたので墨入れで済ませました。
正面のディスプレイにはクリアグリーンを塗ってます。
TYPHOON_Z12.jpg(227794 byte) 胴体内には補強用のパネル部品が用意されてます。
これで形状を決めてくれると思ったので胴体部品に密着するように接着したんですが。。。。
TYPHOON_Z13.jpg(220981 byte) 少し胴体幅が狭くなったようで、主翼と接着するときにセロテープと輪ゴムで羽交い絞めにするはめになりました。
もっとしっかり仮組すればよかったです。
TYPHOON_Z14.jpg(251620 byte) 主たるコンポーネントを組み立て・塗装して墨入れしました。レドームには鉛の錘を仕込んでます。
TYPHOON_Z21.jpg(62338 byte)
キャノピーはセンターのパーティングラインを消して、マスキングゾルでマスクして塗装してます。
TYPHOON_Z22.jpg(32798 byte)
冒頭写真ではシートベルトを作ってましたが、フィギュアが付属してましたので乗せることにしました。
しかし、随分前かがみなので操縦桿を掴ませるために右手は加工してます。どっか間違えたんでしょうかね?
これだけ前かがみだとシートからベルトが伸びているだろうと思いましたので、そこだけベルトを作りました。

ここからは完成品です。
TYPHOON_UFL.jpg(149371 byte) 全体に半光沢クリアをスプレーして完成しました。
TYPHOON_UBR.jpg(139340 byte) イギリス空軍 第3飛行隊の飛行隊長機仕様で仕上げました。
TYPHOON_RUF.jpg(122409 byte) ノーズコーンやカナード・垂直尾翼の前縁はMr.Colorの306番ですが、機体は全面308番の単色塗装です。
TYPHOON_BLU.jpg(123913 byte) 主翼端にはECM/ESMポッドが装備され、右翼側のポッドの後端は曳航式デコイになっています。
TYPHOON_LSU.jpg(27779 byte) コックピット前部左側の突起は赤外線空中追尾装置です。
TYPHOON_FLS.jpg(26504 byte) 兵装はマルチロール/スウィングロール仕様で、胴体に半埋め込みにMETERミサイル、
主翼外舷にASRAAM、内舷にはSTORM SHADOW地対空ミサイルを搭載しています。
主翼は翼端に行くに従って捩じり下げが表現されています。
TYPHOON_BRS.jpg(27872 byte) 各ミサイルの後端は開口してあり、塗装時の持ち手にする棒を刺してました。
TYPHOON_RSB.jpg(94914 byte) クリアで成型されたスタンドが付属してました。
TYPHOON_DFL.jpg(34533 byte)
こんな角度も可能です。

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