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ITALERI 1/72 リパブリック RF-84F サンダーフラッシュ

RF-84Fはリパブリック社初のジェット戦闘機F-84の主翼を直線翼から後退翼に設計変更したF-84Fの偵察機型で、 機首に偵察カメラを搭載するために、空気取り入れ口が機首から主翼付け根に移されています。

F-84の設計はXP-84として1944年から始まり、幾度の改設計の後F-84Bサンダージェットとして空軍に採用され、 226機が発注されました。 ジェット時代初期の機体らしく、空気取り入れ口は機首に配置され、主翼はオーソ ドックスな直線翼でした。 高高度での機動性は後退翼のF-86に劣っていましたが、細く洗練された胴体に強力 なジェットエンジンを搭載したため速度ではほぼ同等の性能を示すことができました。。

リパブリック社の設計陣は、XP-84の初飛行後から後退翼型の検討を進めており、1947年3月にはアメリカ陸軍航 空隊へXP-84の後退翼版を提案しましたが、戦後の軍縮の最中でもあり、この提案は受け入れられませんでした。 しかし、1949年に入り陸軍から独立したアメリカ空軍へ再度提案し、YF-96として試作機1機の開発が認められま した。 試作機は167日間で完成しましたが、搭載エンジンXJ35の推力不足が原因で思うような速度性能が出せず、 空軍も採用には消極的でした。 しかし、1950年の朝鮮戦争勃発で、戦闘爆撃機が大量に必要になったことからJ65 エンジンを搭載した試作機YF-84F 2機の開発が認められました。 YF-84Fは胴体をサンダージェットよりも太くした 上でエンジンを強力なJ65に換装し、1950年6月3日の初飛行で大幅な性能向上を示したため直ちに採用されました。 この後退翼型サンダーストリークと呼ばれたF-84Fは、1954年から部隊配備が開始され、サンダーーフラッシュと 呼ばれた偵察型のRF-84Fも合わせて3,426機が生産されました。 この内、約1,600機がNATO加盟国を中心とした 各国に供与され航空兵力の一翼を担いました。

RF-84F_ULF.jpg(173971 byte) 1956年三沢に配備されていたアメリカ空軍の第45戦術偵察中隊(45th TRS)の所属機仕様です。
RF-84F_URB.jpg(171078 byte) 銀色の塗装はGSIのNo.8とタミヤのAS-12を使い分けたつもりですが、殆ど差が分からなくなりました。
パネルラインは凸モールドでしたが彫り直すのは止めてそのままです。
RF-84F_UFR.jpg(148535 byte) 機首と増槽のくさび形の暗青色の部分はデカールですが、その前方の暗青色部分は塗装してます。
RF-84F_RSS.jpg(179356 byte) 飛行姿勢でも増槽は随分と頭が下がった状態になるようです。抵抗が増えても切り離し性を上げるためでしょうか?
RF-84F_BRS.jpg(84396 byte) スピードブレーキのアクチュエイターは部品がありませんでしたのででっち上げました。
RF-84F_FDD.jpg(154625 byte) 偵察機ですので機首にはカメラ窓が沢山あります。
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