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Kopro 1/72 ミコヤン−グレビッチ MiG-19 |
ソビエトのミコヤン−グレビッチ設計局がMiG-15、MiG-17に続いて初めて作り出した超音速戦闘機がMiG-19です。 亜音速機での生産 受注では他の航空機設計局を凌いでいたミグ設計局ですが超音速機の製造についてはラボーチキン設計局に遅れていました。 しかし 1949年にスターリンが指示を出した超音速戦闘機開発命令で勝利を収めたのはミグ設計局が開発した原型機I-350で、この機体が後に 採用されて、MiG-19となりました。 ミサイル戦闘中心の空戦やマッハ2を超える戦闘機の出現などでMiG-19では時代遅れの感がありますが、実際に有視界での格闘戦闘 を行うとなると現代の戦闘機でこの機体を超える機体はF-16ファイティングファルコンぐらいであろうと言われています。 また装備 されている30mm機関砲はNATOの戦闘機に良く装備されているDEFAの30mm機関砲よりも重い弾丸をより速い初速で撃ち出すことができま すので、装甲車両や小型艦艇攻撃にも有効な兵装になっています。 しかし電子機器は極めて初歩的であり、特にレーダーは空気取り 入れ口が機体正面にあるため、大出力のレーダーが搭載できないというハンディキャップを背負っています。 それでも本機は対空 ミサイルを搭載し、レーダ誘導のAA-1アルカリ(射程5km)や赤外線誘導のAA-2アトール(射程3km)などの携行が可能です。 さらに、本機 は低速域での運動性能が高く、兵器搭載量も多いので戦闘爆撃機としては最適の機体でありました。 NATOではソビエトの戦闘機にはFで始まるのコードネームを付けていますが本機はファーマー(農夫)と呼ばれていました。 現在ではMiG-19はほとんどの国で第一線を退いていますが、中国でライセンス生産された機体(潘陽J-6)は第三世界各国では今なお現 役に有るようです。 模型雑誌などではポーランドのモデラーの作品を見ることが有るのですが、どれも随分凝った作品です。 Koproのような(ポーランドの) メーカーのキットで鍛えられているとタミヤやハセガワのキットなら、普通に組むだけでは飽き足らないと思うんだろうなと考えてしまう ようなキットでした。 |
赤い星のソビエト空軍仕様ですが所属部隊等は不明です。 |
外板は、適当にそれらしく塗り分けました。 |
MiG-19はもっとスマートなイメージが有ったんですが、思ったよりポッテリしてます。 |
あちこち合いが悪くてすりあわせには苦労しましたが、機関砲と機首下のプローブは金属性に変えてます。 |
主翼に主車輪を納めた為にハードポイントの設置には苦労の跡が見られます。 ロケット弾ポッドは車輪を避けるために後よりに付いてます。 発射すると重心が動いて大変だろうなと思っちゃいます。 |
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