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ハセガワ 1/72 サーブ J-35F ドラケン |
1949年スウェーデン空軍は新型の戦闘機の開発をサーブ社に要求しました。 その仕様は上昇限度が 14,000m 、10,000mまでの上昇時間は2.5分、最大速度はマッハ1.7〜1.8で高速道路への離着陸をも 考えたSTOL性能など、1949年当時では非常に進歩的なものでした。 この要求をもとにサーブ社では ダブルデルタ翼の採用を決定、サーブ210という研究機を製作し、1951年から1954年にかけて500回 以上の実験飛行を重ねました。 そこから数々のデータを得てダブルデルタ翼という独特の形態を したサーブ35ドラケンの完成に至りました。 1955年10月25日に行われた初飛行の結果は極めて良好で1956年にはアフターバーナーを使わずに 初めて音速を突破し、同年の8月には量産型のJ35Aが発注されました。 ドラケンには、戦闘機型の J35AからJ35B、J35D、J35Fと改良が加えられ、他に複座戦闘練習機型のSK35Cや写真偵察機型の S35Eが生産されました。 この中で最も多く生産されたJ35FはJ35Dからの発展型で火器管制装置が 高性能なサーブS7Bに変更され、米国のAIM-27B 空対空ミサイルを国産化したRb.27またはAIM-4C を国産化したRb.28を4発携行でき、強力な全天候型迎撃機となりました。 さらにJ35Fの搭載燃料 量を増やして外部ハードポイントを増設、近代化改修を施したJ35Jが生産されましたが1990年代には J37ビゲンと交代して全機退役しています。 |
スウェーデン空軍 F10航空団 第3飛行隊仕様で仕上げました。 |
迷彩塗装に身を包んではいますが、マーキングがこんなに大きいと隠れるつもりは無いようです。 |
ドラケンは大きい機体であるとのイメージを持ってましたが、ヨーロッパ機らしいコンパクトな機体です。 |
デルタ翼は離着陸時に機首上げが大きい傾向にありますので尾部にはお尻を擦らないように小さな車輪が付いてます。 |
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