TRUMPETER 1/72 中国軍戦闘機 J-10(殲撃十型)
J-10(殲撃十型)は中国が初の国産第四世代戦闘機として開発した機体です。機首下面のインテークや無尾翼デル タにカナードを組み合わせたレイアウトはイスラエルがF-16をベースに独自開発した「ラビ」とよく似ており、 機体サイズは「ラビ」よりも一回り大きいものの「ラビ」をベースに開発されたとも言われています。尤も中国 はイスラエルの関与を否定しているそうです。
J-10は1998年に初飛行し、2003年に部隊配備が始まり、2011年末までに少なくとも210機が配備されていると見ら れています。現在も生産は継続中で旧式化したJ-7(MiG-21ベース)を置き換えていくようです。
製作の記録です。インパネとサイドコンソールに計器のデカールを貼って、シートと操縦桿は後回しにします。
脚収納庫にベースホワイトをスプレーして胴体と主翼の接着乾燥中です。
十の字にしました。何もしないと胴体と主翼の間に少し隙間ができるのでメタリックリボンで縛って接着します。
迷彩塗装の後に、機首・尾部・排気管をマスキングして、それぞれ塗りました。
カナードを可動にするためにダボを真鍮棒に変えて、それがすっぽり入る真鍮パイプで繋ぎます。
デカールを貼り終えて士の字にしました。細かいコーションなどは無く現用機にしてはあっさりしてます。
キャノピーをマスキングゾルでマスクして枠を塗ります。この写真は機内色を塗った状態です。
ここからは完成品です。
半光沢仕上げで完成しました。
所属部隊は不明ですが1006号機です。
キャノピーは特に磨いたりしてませんが、充分な透明度です。
ミサイルは外側からPL-8、PL-11です。PL-11の位置には本来PL-12が搭載されるようなんですが、
PL-12はFランナーとして組説には書いてあるのにランナーが入ってませんし、部品図にもFランナー
が書いてありません。Fランナーは結局は開発されなかったのなど思います。ということで
翼下の増槽との選択式であるPL-11をパイロン取り付け穴を追加してPL-12の位置に搭載しました。
太陽光下で撮ってみました。
カナードには上半角がついています。最初は下半角だと思って左右を間違えてました。
排気管にはタミヤのウエザリングスティックの青焼けを擦りつけました。
インテークは筒抜けを防ぐための部品を指定通りに付けましたが、もう少し奥行感を出したかったですね。