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ACADEMY 1/72 マクドネル F2H-4 バンシー |
F2Hバンシー(BANSHEE)はアメリカ海軍最初のジェットエンジン搭載戦闘機であるFH-1ファントムの発展型として 開発された機体です。 本機は速度性能および上昇率の向上についてのアメリカ海軍の要求に対応すべく設計され 、空気抵抗を減らすために胴体に接する翼付け根部を拡大してウェスティングハウス社製のJ34型エンジン2基 を動力源としています。 このエンジンはFH-1ファントムに搭載されたJ30型エンジンの倍の出力をたたき出しま した。 試作機は1947年7月11日にセントルイスで初飛行し、1947年5月には量産発注がなされました、1949年から 部隊配備が開始され、生産は1953年に終了しました。 なお、1962年のアメリカ軍の名称整理に伴い、F2HからF-2 に名称が変更されています。 本機は韓国において戦闘爆撃機および偵察機として使用され、1960年代中期に退役するまで、アメリカ海軍の空母 搭載用全天候型戦闘機の標準型となりました。 F2H-3は全天候および夜間の偵察を可能にするため機首内部にウェ スティングハウス社製のAN/APQ-41レーダーを装備して1952年に就役しています。 また胴体が8フィート1.6インチ 延長され、最大1102USガロンまでの燃料を内部タンクに搭載することができるようになりました。 武装は20mm機関 砲が4基と最大500ポンド爆弾もしくはHVAR型あるいはHPAG型ロケット弾で、これらが搭載可能な武装ラック4基が 翼下に装備されていました。 後年にはサイドワインダー赤外線ホーミングミサイルを2基搭載することも出来るよ うになりました。 F2H-4はヒューズ社製のより改善されたAN/APG-37型レーダーシステムとウェスティングハウス社製のより強力な J34-WE-38型エンジンが搭載された以外はF2H-3と同一な装備でした。 F2H-3,-4は新型の蒸気カタパルトの初度試験 の時期に空母ハンコック(USS Hancock,CV-19)から射出された海軍機の中に含まれていました。 |
1956年3月 空母コーラルシーに搭載されていた第11戦闘飛行隊所属機で仕上げました。 |
機体は全面グロスシーブルーで、濃いめの色の光沢表面は撮影が難しいです。 |
機外搭載兵装がロケット弾4発のみなのは何とも寂しいですね。 |
キャノピーの周りはデカール仕上げです。 キャノピー枠のデカールも付属してましたが、使わずに塗ってます。 |
キャノピーの後には第11戦闘飛行隊(VF-11)Red Rippersの当時のマーキングが有ります。 |
インテーク後の翼付け根部は艶消し黒のSTEPになってますが、上手く撮れませんでした。 |
翼端の増槽には透明エポキシ接着剤を盛り上げて翼端灯を再現しました。(微かにしか見えませんが。。。) |
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