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ピットロード 1/35 陸上自衛隊 99式自走155mm榴弾砲

99式自走155mm榴弾砲は75式自走155mm榴弾砲の後継として1985年から開発が始められ、1998年に実用試験が完了して、1999年から調達が開始されました。 車体は89式装甲戦闘車のものを延長したものが使われています。 主砲は75式と同じ155mm砲ですが、砲身は30口径から52口径に延長された結果、射程距離は最大40kmに伸び、野戦特科射撃指揮装置とのデータリンク、任意の角度で装填可能な自動装填装置などを備えています。

同車は高性能ゆえに価格は高額であり、年間に数両ずつの調達にとどまり2018年までに136両となりました。 後継となる19式装輪自走155mm榴弾砲は2021年から量産車の配備が始まるようです。

製作の記録です。
TYPE99_155SPH_Z11.jpg(18635 byte)
履帯の張り具合を調整できるように、誘導輪の基部の角度を多少は変えられるように加工しました。
左は最も前方に、右は後方に振った場合の様子です。 TYPE99_155SPH_Z12.jpg(209203 byte)
荷重輪の外側のタイヤの部分は軟質素材のパーツを嵌め込む設計になってます。 TYPE99_155SPH_Z13.jpg(135350 byte)
転輪を組み立て・塗装して、下部車体の底面と側面も塗りました。 TYPE99_155SPH_Z14.jpg(197672 byte)
履帯は接着組み立て式です。直線部分は結合し、
駆動輪と誘導輪に巻きつける部分はランナーから切り出す前にメタルブラックを塗りました。 TYPE99_155SPH_Z21.jpg(150067 byte)
車体の下半分の作業が終わりました。 TYPE99_155SPH_Z31.jpg(145637 byte)
車体の上半分の迷彩色の境界を迷彩二色の混色で描き込みました。 TYPE99_155SPH_Z41.jpg(48959 byte)
砲身の仰角は可動ですが、かなり緩いので任意の位置で止まりません。
そこで砲塔の上下部品で砲身の基部を挟む壁?を左写真赤マルのように
リューターで削り3x25mmのビスを仕込んで、基部を締め付けてキツくしました。

ここからは完成品です。

TYPE99_155SPH_UFL.jpg(94798 byte)
迷彩塗装してデカール貼って、車体にウェザリングして組み上げて完成です。 TYPE99_155SPH_UBR.jpg(97435 byte)
陸上自衛隊第7師団第7特科連隊所属車両のマーキングです。 TYPE99_155SPH_FRS.jpg(106572 byte)
履帯のウェザリングはタミヤアクリルのバフです。 TYPE99_155SPH_BLU.jpg(114021 byte)
車体の方は迷彩塗装後にMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュを塗って
ブラッシングで余分な塗膜を落としてからマルチブラックで墨入れしてます。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。 TYPE99_155SPH_RFU.jpg(124636 byte)
ペリスコープやライトはクリアパーツです。 TYPE99_155SPH_LFU.jpg(139770 byte)
排気汚れはタミヤウェザリングマスターのススを擦りつけてます。 TYPE99_155SPH_RBS.jpg(145499 byte)
ホイップアンテナは0.55mmの金属線で自作、取付部の軸を金属線で置き換えて角度可変にしました。
機関銃は乗せているだけですので旋回可能です。 TYPE99_155SPH_RFS.jpg(111747 byte)
砲身のトラベリングロックは特に追加工無しでも立てたり倒したりが可能です。

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