タミヤ 1/35 アメリカ陸軍 T26E4 スーパーパーシング
M26パーシングは第二次世界大戦末期にタイガーIやパンサーなど強力なドイツ戦車に対抗できる初のアメリカ軍戦車として登場しました。 その主砲をさらに強化した長砲身型90mm砲に換装したのがT26E4スーパーパーシングです。 主砲の威力はドイツ軍の切り札ともいえる重戦車キングタイガーを上回り、遠距離からパンサーの正面装甲も打ち抜けました。
試作一号機はヨーロッパ戦線に送られ、1945年3月15日ドイツに展開していた第3機甲師団の第635戦車駆逐大隊に配備されました。 同年3月に1,000輌の生産が発注されましたが、5月にドイツが降伏すると大量発注はキャンセルされ、完成した25輌は全て1947年1月から試験に用いられました。 防御力以外ではライバルであるキングタイガーを凌駕しながらスーパーパーシングの量産車が部隊に配属されることは有りませんでした。
製作の記録です。車体の底にはナットを仕込めるようになってます。ジオラマにするつもりは有りませんが、仕込んでおきました。
荷重輪のサスペンションの根本はポリキャップ留めでアームが可動になってます。
誘導輪と共通になっている一番前の荷重輪と、一番後ろの荷重輪は針金のトーションバーで支えられてます。
誘導輪と一番前の荷重輪の根本は共通になっており、通常は左の状態ですが、
右のように荷重輪が上がると誘導輪が前進して履帯のたるみを抑えるようになってます。
下車体と履帯の汚しまで進みました。履帯の見えそうな所には銀でドライブラシしてます。
履帯は軟質素材のベルトで、上部が膨らんでますが、上車体のスカートで見えなくなるのでそのままにしてます。
砲身が長いので砲塔後部にはカウンターウエイトが付きます。
接着部に貼った0.5mmのプラ棒を小さなタガネで加工して溶接跡のつもりです。
下地に光沢クリアをスプレーしてデカールを貼りました。
ここからは完成品です。
ウェザリングしてフィギュアを乗せて完成です。
車体色はTS-28オリーブドラブ2の指定でしたが、手元に無かったので陸自のOD色TC09を塗りました.
足回りのウェザリングはタミヤのウェザリングスティックとウェザリングマスターのサンド系です。
車体上部はクレオスのMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュを使いました。
砲塔上の機関銃で前方を撃つにはハッチから出ないといけませんね。
前照灯のガラス面パーツは丸く(実際は多角形)切り抜いた透明プラ板で置き換えました。
長い砲身は最大仰角です。
レンズの焦点距離を20mmにして、寄ってみました。