ZVEZDA 1/35 ロシア メインバトルタンク T-80UD
T-80はT-64を基に開発され、1975年からソビエト陸軍向けに生産が開始されました。 T-80には1,000馬力のGTD-1000Tガスタービンエンジンが搭載され、砲発射型ミサイルが運用可能で、複合装甲と爆発反応装甲を備えていました。
このT-80のエンジンを1,250馬力のGTD-1250に換装したのがT-80Uです。 T-80Uでは砲塔を新しくして9M119 レフレークス対戦車ミサイルを運用可能にし、爆発反応装甲も新型のコンタークト5となりました。
新型ガスタービンが失敗したときに備えてT-80Uのエンジンをディーゼルエンジンに換装したのがT-80UDです。 このエンジンはT-64中戦車用の1,000馬力水平対向型6TDで、燃費が良かったことから崩壊直前のソ連の経済的苦境に対応する形で1987年から採用配備されました。
製作の記録です。駆動輪の幅が狭かったので約1mmの白く見えるプラ板を挟んで拡幅しました。
履帯を嵌め終わりましたが、長さや角度の調整で一部に切った貼ったが必要でした。
履帯を嵌めてから車体上下を仮組すると、前方で隙間ができました。
上部車体の裏側を削ったんですがあまり改善しませんでした。
この車両はサイドスカートのおかげで、履帯上部は殆ど見えませんので
止む無く履板の一部を剥がしました。
筆塗りの邪魔になるパーツは後回しにして、主なコンポーネントを組み立てましたので塗装に掛かります。
車体を組立・塗装して半光沢クリアをスプレーしました。
ここからは完成品です。
ウェザリング・墨入れしてホイップアンテナを付けて完成です。
キットの塗装図が良く分からなかったのでWEBで見つけたパターンにしました。
マーキングはおそらく1991年の4th Guards' Kantemirovskaya Armored Divisinのものだと思われます。
ホイップアンテナは伸ばしランナーです。
黄色はミスターカラーのC39ダークイエロー、緑色はC23ダークグリーンを塗りました。
砲塔は旋回可能ですが、砲身の仰角は固定です。
灯火とペリスコープには光沢ニスを垂らしてあります。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
車体はミスターウェザリングカラーのサンディウォッシュとマルチグレーでフィルタリングしてます。
足回りの泥汚れはベビーパウダーにタミヤアクリルのレッドブラウンを混ぜたものです。