タミヤ(ITALERI) 1/35 ドイツ軍重装甲車 Sd.Kfz.234/2 プーマ
第二次世界大戦中に登場した各国の装輪式装甲車の中でも、最も強力な戦闘車輌といわれるのがドイツ軍の重装甲車Sd.Kfz.234/2「プーマ」です。 大戦初頭の電撃作戦で偵察任務に大きな働きを見せていた8輪重装甲車Sd.Kfz.231の後継車として1940年8月に開発が開始されました。
モノコック構造の車体に強力な5cm戦車砲Kwk39/1と7 92mm機銃を装備する旋回式砲塔が搭載されました。 シャーシは8輪駆動、8輪操向という高度な機構を備え、210馬力のディーゼルエンジンにより路上での最高速度は80km/h、航続距離は約1,000kmでした。
1943年12月から1944年9月までに約100輌が生産され、東西両戦線て戦車師団の偵察大隊を中心に配備されました。 重武装と優れた機動性能、広い行動半径を活かして強行偵察任務などに奮戦しました。
製作の記録です。駆動系とサスペンションを組み付けました。
キャビンには前後に操縦席が有り、シートとハンドル、レフトレバー?のみ再現されてます。
砲塔内部です。
左右分割の車輪の接着線を処理したときに、トレッドパターンを消してしまいましたので
クレオスのハルモールドチゼルで彫り直しました。
この工具は本来はウォーターラインの艦船模型で喫水線に平行なラインを彫るためのものです。
迷彩塗装のパターンが複雑なので、色の境目を書き込むためにこんなものを準備しました。
キットの塗装図をスキャナーでPCに取り込んで、キットの寸法に合わせて印刷しました。
モノクロだと分かり難いので、ダークグリーンの領域は色鉛筆で塗ってます。
車体の方は殆どの部品を組み付けて、全体にダークイエローC39を塗りました。
先の自作塗装図を見ながら油性の色鉛筆で迷彩のパターンを描き込みました。
迷彩塗装して、下地に光沢クリアをスプレーしてデカールを貼って、半光沢クリアをスプレーしました。
ここからは完成品です。
小さい部品、タイヤとフィギュアを組んで、ウェザリングして完成です。
1944年夏、武装親衛隊第一戦車師団第一偵察大隊所属車のマーキングです。
ベース色の黄色はミスターカラー、迷彩の緑色と茶色はタミヤアクリルで塗りました。
予備のタイヤのウェザリングは控えめにしてあります。
バックミラーの鏡面にはミラーフィニッシュを貼ってます。
ジェリカンの固定ベルトの上半分はエッチングパーツです。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
フィギュアの徽章などの細部は色鉛筆も使いました。
排気管まわりはウェザリングカラーのラストオレンジやステインブラウンに
ウェザリングマスターの赤焼けなど、いろいろ重ねてます。