AFV CLUB 1/35 M730A1 CHAPARRAL
M730A1チャパラルはアメリカ陸軍の短距離地対空防空システムです。 師団を単位とする部隊を支援し、低空のあらゆるタイプの敵機に対する防御と後方陣地の防衛の役目を果たします。 装軌式ですので優れた野外起動能力を持っていますが、車体に搭載されたミサイル発射台は単独で地表の陣地に設置することもできます。 発射台には赤外線前方監視システム(FLIR)が装備されており、夜間や悪天候においても目標を捉えることができます。 チャパラルに搭載されたミサイル「MIM-72」は空対空ミサイル「AIM-9Dサイドワインダー」をベースとしたミサイルで全アスペクトパッシブ赤外線ホーミング誘導システムを搭載しており、標的を自動的に捉えて追跡するので発車後の誘導は必要ありませんでした。
チャパラルは1969年より実戦配備されましたが、1980年代に入るとアメリカ軍は個人携行用の対空ミサイル「スティンガー」の配備を進めました。 これを搭載した対空車両「アベンジャー」が開発されたことも有って、チャパラルは1998年には全車退役しています。
製作の記録です。このキットの履帯はバラバラの履板を接着する設計ですので、
駆動輪と誘導輪の周辺のみ可動連結できるように針金の連結ピンを入れる穴を開けます。
駆動輪に嵌めてみましたが嵌まり具合が浅いので、駆動輪の歯の幅と厚みを削ります。
直線部分は接着して可動部と連結しました。一箇所だけは針金で仮留めの状態です。
車体の運転席を組み立てます。インパネは適当に塗装しました。
足回りを組み立ててウェザリングしました。サイドスカートを着けると履帯の上半分は隠れるので記念撮影です。
砲塔と言うべきか、ミサイルの管制室です。旋回するからでしょうか、シートベルトが有るようです。
管制室を組み立てて荷台?に乗せました。
ミサイルとレールの結合は心許無かったので針金で補強しました。
ここからは完成品です。
迷彩塗装してウェザリングして完成です。
NATOに配備されたアメリカ陸軍の仕様です。
戦闘状態なので、運転席はカバーで閉じて、ミサイル管制室を高くして、後部のパネルは開いています。
上の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
管制室は回転し、ランチャーは仰角を変えることができます。
移動状態なので、運転席のカバーを片付けて、管制室は低くして、後部のパネルは閉じてます。
後部パネルの開閉は本来は選択式の設計のようで、可動にするために手を入れてます。
上の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
車体はMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュでウォッシングして
タミヤのウェザリングマスターを擦りつけました。
足回りはタミヤのウェザリングスティックで汚しました。
ミサイルは消耗品なので汚しは無しにしてます。
ホイップアンテナは0.45mmの針金を無塗装で使ってます。