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ACADEMY 1/35 アメリカ陸軍 M551 シェリダン |
第二次大戦中にアメリカ陸軍は空挺部隊専用の戦車の開発にいち早く着手し、M22として制式化しました。 戦後もT92などの空挺戦車の設計・開発を続け、12種の原型から多くの変更点を経て1966年6月に空挺戦車の 集大成として満を持して送り出したのが装甲偵察空挺強襲車両M551シェリダンです。 M551には弾道弾に対してより良い防護性を持つ車体、新型の道路用車輪、浮上装置など多くの特徴が有りますが、 最大のものは戦車として初めてアルミ合金が取り入れられたことと、通常弾とMGM-51型シレラ(Shillelagh)対戦 車ミサイルの両方が発射可能なM81型口径152mm・ガン/ミサイル発射砲を搭載したことでありました。 またM551 はパラシュートで空中投下が可能であったことから、低空飛行するC-130からパレットに据え付けられた車体が 吹き流しと主パラシュートで引き出されるLAPES(Low Altitude Extraction System)の実用化に道を開きました。 しかし、あまりにも意欲的な設計が災いしてか実用性には難が有り、制式採用後のベトナム戦争に投入された際 には目立った活躍は無く、その後も部隊での評判はあまり芳しいものでは無かったようです。 1989年の「正義の作戦」ではパナマに、1991年の「砂漠の盾作戦」ではサウジアラビアに展開されましたが、 現在では全車が実戦部隊から退役しています。 |
製作の記録です。 |
主砲を組み立てました。このキットでは砲身はスライド金型で開口した円筒状に抜かれています。 尾部から生えている真鍮線には、後にカウンターウエイトをぶら下げるつもりです。 |
主だったコンポーネントの組み立てと塗装を行い、デカールを貼る部分には光沢クリアをスプレーしました。 |
順序が逆に見えますが、コンポーネントは接着前です。デカールの周囲に艶消しクリアをスプレーしました。 |
リード線の外皮を使って灯光器の電源ケーブルを作りました。 |
砲身のカウターウエイトは油粘土です。 |
キャタピラは軟質素材のベルトですので弛みをつけるためにピアノ線を仕込んでます。向こう側はカット済みです。 |
ここからは完成品です。 |
1969年のベトナム戦争時の仕様で仕上げました。 |
砲塔後部にネットで囲った荷物ラックが有りますが、結局何も載せませんでした。 |
ホイップアンテナは0.45mmの銅線を銀塗装したもので、このアンテナの全景を納めるための縦アングルです。 |
車体の上半分の汚しはデザートイエローのウォッシングのみです。 |
車体の下半分はウェザリングスティックのマッドをメインにフラットアースも使ってます。 |
フロントのフェンダーとキャタピラの間にクリアランスが有りませんので、 キャタピラを取り付けてからフェンダーを車体に接着しました。 |
キャタピラは、もう少し誘導輪や駆動輪に近いところで弛ませた方が良かったようです。 |
砲身にはカウンターウエイトまで付けましたが、仰角の範囲はかなり狭いです。 |
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