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モノクローム 1/35 陸上自衛隊 96式装輪装甲車A型

96式装輪装甲車(WAPC:Wheeled Armoured Personnel Carrier)は主に普通科部隊の1個小銃班を乗せ、より高速で 長距離を移動できる装甲車として1996年から整備されています。WAPCに更新されつつある73式装甲車は大規模侵 略事態での野戦を重視し、キャタピラ式でしたが、ゲリラ・コマンドウやテロなどの新たな脅威や事態、また国 際平和協力活動での使用も考慮され、高速道路での移動と相応の路外機動性を兼ね備える8輪式が採用されました。

タイヤ式は路外での機動性こそキャタピラ式に及びませんが、車内が静かで乗り心地が良く、整備が容易で耐久 性が高いなどの利点が多いことから、世界的にも装甲車の主流となっています。

武装の違いにより、40mm自動擲弾銃を装備したA型と、12.7mm重機関銃を装備したB型が有り、普通科連隊や中隊 には主にA型、戦車大隊や中隊の本部、施設部隊などにはB型が配備されており、平成21年度までの15年間に 約300両が調達されました。


製作の記録です。
96WAPC_Z11.jpg(270424 byte) セオリー通り?車体の下面から作業を始めました。
サスペンションの機構が複雑ですので、筆が入らなくような部品は後にして下面を塗ってます。
96WAPC_Z12.jpg(267222 byte) サスペンション部品は予め塗ってから組み付けてタッチアップしてます。
車体は緑と茶色の迷彩で、下面もある程度は塗られていたようです。
塗料はMr.カラーの陸上自衛隊戦車色の濃緑色、茶色、OD色を使いました。
96WAPC_Z13.jpg(231528 byte) 後面パネルは塗装時に飛ばしてしまいそうな小さな部品を除いて殆どの部品を組み付けました。
いかにも扉が開きそうですが、内部は再現されてませんので、扉は固定です。
96WAPC_Z21.jpg(259481 byte) フックだと思われますが、やたらと小さい部品がイモ付けの設計でしたので、0.28mmの真鍮線で補強しました。
白いドットが見えますがカメラのノイズでは有りません。車体を塗装して
から内部を塗ってないことに気が付いて白でスプレーしたときの飛沫です。
96WAPC_Z22.jpg(229994 byte) 上面の塗装に掛かりましたが、茶色は塗料の濃度と筆の選択をミスってムラムラです。
96WAPC_Z23.jpg(256535 byte) 車長と操縦手のハッチや手摺を除いて上面の塗装と墨入れが終わりました。
タイヤはプライマーを塗ってからタイヤブラックを塗りましたが、ホイールを嵌める時に剥がれが出ました。
タイヤだからといって必ずしも軟質素材で成型しなくても良いと思います。
96WAPC_Z31.jpg(246605 byte) 塗装と組み立てが終わりました。装輪回りはタミヤのウェザリングスティックのライトアースで汚してます。


ここからは完成品です。
96WAPC_UFR.jpg(158392 byte) 上面も汚して完成しました。
96WAPC_UBL.jpg(162985 byte) 陸上自衛隊 富士学校 富士教導団 普通科教導連隊 第4中隊の仕様で仕上げました。
96WAPC_LFU.jpg(160674 byte) 車体後部の天狗のマークは現在は省略されているようです。
96WAPC_BLU.jpg(155771 byte) 排気管は銀色で塗ってからウェザリングマスターの赤さびをこすり付けたんですが、なぜか金色っぽく見ます。
96WAPC_RFU.jpg(157554 byte) 車体はウェザリングマスターのサンドとライトサンドをこすり付けてます。
96WAPC_RUF.jpg(57772 byte) 操縦席に被っているのは通常走行用?のガラス張りの天蓋で、
その後ろには戦闘時用?のペリスコープタイプの天蓋が控えてます。
後部の側面にも窓が有ります。兵員輸送車らしいと言えばらしいですが、戦闘車両っぽくは無いですね。
96WAPC_FUL.jpg(177709 byte) ハッチ五か所と車体2か所のチェーンはキット付属の金属製パーツです。
96WAPC_BUR.jpg(170414 byte) ドアやハッチが沢山有り、どれも少し加工すれば可動にできそうでしたが、中身が空っぽなので固定してます。

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