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HOBBY BOSS 1/35 AAVP-7A1 RAM/RS |
アメリカでは第二次世界大戦中にキャタピラ式の水陸両用兵員輸送車LVTPシリーズを実用化し、戦後もその発展 型LVPT5を運用していましたが、さすがに旧式化が目立つようになったため、1964年3月に海兵隊からの要求で開 発された新型の水陸両用装甲車が、LVTP7 (Landing Vehicle, Tracked, Personnel, Model 7) で1970年6月に 942輌が発注され、1971年から部隊配備が始まりました。本車輌の生産は1974年に終了しましたが1977年からは 改良型のLVTP7-A1の開発が始まり、1980年から既存車輌のA1型への改造を進める一方、1981年には新規A1型の発 注が行われ、最終的に1690輌がアメリカ海兵隊に引き渡されました。 LVTP7-A1ではサスペンションの強化や車長用キューポラの大型化、グレネードランチャーを装備した砲塔の装備 、改良型エンジンへの換装、熱映像式暗視装置の導入などが行われ、車体側面に波型の追加装甲の装備も可能と なりました。 輸送能力としては、乗組員3名と武装した兵員21名か4,536kgの貨物を強襲揚陸艦から海岸まで運搬 することができます。 1985年には制式名が、LVTP7-A1からAAVP-7A1 (Assault Amphibian Vehicle Personnel, Model 7A1) に変更され ており、派生型として無線機を増設した指揮車輌AAVC7-A1や、クレーンを装備した回収車輌AAVR7-A1があります。 |
製作の記録です。 |
このキットは車体内部のうちキャビンが再現されています。 車体左側で前方はコクピットです。 |
車体右側で前方は車長用キューポラになります。 |
コクピットの右側の壁になる部分です。。 |
キャビンとエンジンルームの隔壁を組み付けたところです。 |
車体の前方がエンシンルームのはずですが、ここは組み立てると全く見えませんので何も再現されてません。 |
キャビンの中ができたところで、上部(屋根?)部分の工作に移りました。 |
車体の左側(写真上部)の大きな箱のようなものは燃料タンクだと思われます。 |
車体の右側はあっさりしたもんです。 |
水上走行用のウォータジェットの噴水口です。 噴水口にはカバーが有って開閉可動になってます。 左舷側(写真右)は閉じている状態です。 |
転輪のサスペンションと軸を取り付けました。 写真上側が左舷、下側が右舷です。左右で軸の位置が少しずれている 理由が最初は分からなかったんですが、「トーションバー式のサスペンションでは、バネ特性を稼ぐためと取付角度を 調節するためにバーが車体を貫通しているのでずれている」ということを馴染みの模型屋さんに教えて貰いました。 |
転輪を取り付けました。 最前方の駆動輪はキャタピラ組み付け時に調整できるように填めているだけです。 |
キャタピラの組立に掛かります。 |
キャタピラのコマの部品です。 パチンと填め込むような構造ですが、しっかりと填る訳ではないので接着します。 |
カッターマットに両面テープを貼ってキャタピラを組みました。艶消し黒で塗ってます。 接着剤を勘合部に流し込んで、完全に乾く前に組み付けるんですが。。。。。。 |
あちこち外れるのを再接着しながら何とか組み付けました。 |
砲塔の加工に入ります。 まずは窓を開口します。クリア部品は付属しているんですが、モールドは抜か ない設計になってます。 左から開口してクリア部品を仮着け、開口完、開口中、オリジナルの状態です。 |
砲塔の中身ができました。 砲塔を操作する時に車長は立っているみたいですね |
40mmグレネードランチャーと12.7mmの機銃を取り付けました。砲塔の天井に付いているのは照準器と思われます。 この後、砲塔の上下を接着しましたが、側面の板が高く、そのままでは組み付けられま せんでした。 止む無く側面の板をサンディングして高さを合わせて組み立てました。 |
車体の方は側面の装甲板、兵員室の天井を組み付け、最前部の波切り板を組み立てて、 車体の前後のデカール貼附まで終了しました。 |
やっと完成しました。 |
AAVP-7A1の近代化改修型です。所属部隊等は不明ですが、イタリア軍の車両で仕上げました。 |
三色迷彩のバージョンも有りますが、組み立てで力尽きたので塗装は単純にしました。 |
ヘッドライトのレンズ部はWAVEのクリアパーツで置き換えました。 |
波切り板を展開したところです。砲塔のライトのレンズもクリアパーツに置き換えました。 |
砲塔は回転可能です。少し角度が変わっているのが見えると思います。 |
後部ハッチと天井カバーは開閉可能で、左右のカバー天井を開けた時に水平にするための支柱が有ります、 |
開閉可能なハッチを全部開けたところです。 |
天井のカバーは三分割で真ん中のカバーは右側のカバーに重なるように開きます。 ホイップアンテナは0.45mmの銅線にメタリックグレーを塗ってます。 収納のために取付基部は接着せずに填め込んでいるだけです。 |
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