前に戻る | 案内所に戻る |
TRUMPETER 1/35 M1134 Stryker ATGM |
21世紀、アメリカ陸軍の機甲兵力の主力を座を占めたM1A1戦車は敵のあらゆる装甲戦闘車輌に勝る強い火力と優 れた防御力を備えていました。 しかし、60トンもの重量のために海外展開に制限が生じ、さらに大柄な車体は 市街地での戦闘に不向きであることが明らかになりました。 1972年、スイスのモワグ社が装輪式装甲車ピラニアシリーズの供給を開始し、1983年にアメリカ海兵隊が発注し たことで米軍に導入が始まりました。 1996年に導入されたピラニアIIIは7.62mm機銃から105mm砲まで搭載火器の 選択ができ、どの場合でも総重量は20トン以下に抑えられるのでC-130輸送機への積載が可能でした。 そのため 次世代の新型装輪式装甲車のベースとしてピラニアIIIが選択されました。 この新型車輌には、それまでの命名方法である将軍の名前ではなく、ベトナム戦争で自らを犠牲にして仲間を救 った兵士の名前である「STRYKER」と命名されました。 STRYKERの基本型であるM1126は12.7mm機関銃を備えた 兵員輸送タイプですが、M1134 ATGM(Anti Tank Guided Missile Vehcle)は対戦車誘導ミサイルTOWシステムを装 備した車輌で、ATGMシステムは2基のTOWミサイルランチャーを備え、このランチャーをシャーシから0.5mの高さ まで持ち上げることができます。 随分と部品の多いキットで、私にとって最初の本格的なAFVとしてはかなりヘビーでした。組立説明書にも間違い が散見され、説明書を睨んで悩むこともしばしばありました。 |
アメリカ陸軍の車輌です。部隊マークらしきものも有りますが詳細は分かりません。 |
タミヤのオリーブドラブTS5を下塗りにスプレーして、メインの塗色はアクリルのフラットグリーンXF-5と NATOグリーンXF-67を1:1で混色したものです。その後エナメルのデザートイエロXF-59でフィルタリングしました。 さらにウエザリングマスターのサンド系を軽く擦りつけました。 |
自然光での撮影です。 少し陽が傾いたタイミングでした。 |
操縦席のハッチと後部のハッチは開閉します。 操縦席には風防?も着けられます。 |
ミサイルランチャー基部は旋回し、ランチャーそのものも上下に角度を変えられます。 |
ライトの類は前面の透明部品が用意されていますが、操縦席と車長のペリスコープは 透明部品がありませんでしたので、銀を下地にクリアの青と赤を混色して塗りました。 |
バックミラーのミラー面にはアルミシートを貼ってあります。ちなみにシートは付属してません。 |
製作途中の下面です。駆動は8輪ですが、操舵は前4輪のようです。 |
前に戻る | 案内所に戻る |