PANDA HOBBY 1/35 ソビエト対空自走砲 2S6M ツングースカ
2S6はZSU-23-4シルカの後継として1960年代末に開発が開始され、1986に部隊配備が始まったソビエト連邦の自走対空戦闘車輌です。 ZSU-23-4は23mm機関砲4丁により、第四次中東戦争で低空域の敵機に対して絶大な破壊力を発揮しましたが、23mm機関砲は砲弾の破壊力が低いこと、射程が短いことが指摘されました。
これを受けて2S6には30mm連装対空機関砲2A38Mを2連装した上、低〜中高度用半自動誘導式対空ミサイル9M311を合計8発搭載したレーダー・レーザー照準機構付きの全周旋回式砲塔が装備されました。 これが西側には例の無いハイブリッド対空システム2K22ツングースカで、目標追尾用と捜索用の2基のレーダーを中心とした高度な火器管制システムにより複数の対空目標と同時に交戦することが可能となりました。 砲塔後部に装備された捜索レーダーの探知距離は18kmで、砲塔前部には追尾距離が13kmの円形の追尾レーダーが装備されています。
1990年には、最初の本格的な生産型である改良型のツングースカM(2K22M)が登場しました。 ツングースカMでは車体が新型の2S6M装軌式車体に変更され、対空ミサイルも9M311の改良型である9M311Mが装備されています。
製作の記録です。下部車体と転輪周りを作りました。履帯取り付け時の作業性を考えて駆動輪と誘導輪はまだ固定してません。
履帯はバラバラの履板を接着して結合するタイプです。
接着剤が乾き切る前に巻きつけるのが難しいので、駆動輪と誘導輪周りの曲線部のために一部を可動に改造します。
駆動輪に履帯を巻き付けておいてピンの位置に0.5mmの穴を空け、0.45mmの金属線をピンにしました。