タミヤ 1/35 陸上自衛隊 16式機動戦闘車
2016年度に調達が開始された陸上自衛隊の装輪装甲車が16式機動戦闘車です。 高い機動力を活かして有事の際に目的地へいち早く駆けつけるために開発されました。
8輪の大型タイヤを持つ車体に570馬力のディーゼルエンジンを搭載し、最高速度100km/hの俊足を発揮できます。 迅速な部隊展開のために自力での高速道路の移動や航空機による輸送も可能となっています。 また国産の105mmライフル砲は優れた射撃統制装置により走行間射撃でも高い命中精度を実現しています。 砲塔前面に装備されたくさび形の中空装甲も特徴の一つです。
普通科 (歩兵科) 部隊への火力支援や装甲車輌に対する攻撃を主任務とし、富士学校や武器学校などの教育部隊を皮切りに部隊配備が開始されました。 主に九州や四国に展開する部隊への配備が進められています。
試作車はアオシマ 1/72 陸上自衛隊 試作機動戦闘車を2015/02/15に公開しています。
製作の記録です。
ペリスコープや灯火類をマスクするためのシートが付属しています。
切り出しのガイド線が描かれていますが切れ込みは入ってません。

灯火のクリアパーツの背面は銀色で塗ることが多いですが、
今回はアーマーモデリングの2018年9月号を参考にしてアルミホイルを貼ってみました。

ステアリングのリンケージを組み立てました。各リンクは嵌め込んでいるだけですので可動します。

続いて駆動系やサスペンションを組付けました。

車体には筆塗りの邪魔にならない範囲で装備品を組付けました。

砲身の俯仰を再現するために、根本にポリキャップを仕込んで支える設計になってます。

砲身は貼り合わせでは無く、一体成形ですのでマズルブレーキの穴はモールドできなかったようです。
なので用意されたデカールを貼るか、自分で穴を開ける必要があります。付属のマスキングシートには
この穴位置をガイドするパターンが用意されてますので、それを貼って、ピンバイスで開口しました。

砲塔上のハッチは開閉可動の設計ですが、ハッチの裏面には何もモールドがありませんので
プラ板とプラ棒でハンドルをでっち上げました。

迷彩色の緑と茶色の混色で迷彩色の境界を描き込みました。

迷彩色は殆ど塗り終わりました。後回しにしていた小さな部品を組み込みつつあるところです。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。

フィギュアと機銃を組み立ててウェザリングして組み上げて完成です。

第42即応機動連隊 機動戦闘車隊 第1機動戦闘車中隊所属車輌のマーキングです。

搭乗員を降ろして砲塔のハッチを閉めました。

タイヤは黒の軟質素材(ゴム?)でしたので塗装せずに土汚れを付けたのみです。

左にステアリングしてみましたが、2列目の車輪の動きは僅かです。

車体にはつや消しクリアをスプレーして墨入れ、ウェザリングマスターのライトサンドを少しだけ乗せました。
ホイップアンテナは伸ばしランナーで作りました。

少しズーム寄りで撮影しました。灯火の後方に貼ったアルミホイルは効果的だったようです。
フィギュアのゴーグルはクリアパーツです。
