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タミヤ 1/700 潜水艦 伊−16と伊−58

昭和12年の第3次軍備補充計画では甲型、乙型、丙型の三種の潜水艦が計画されました。 甲型の主任務は潜水艦隊の旗艦となること であり、乙型は偵察が主な任務として計画されたのに対し、乙型はもっぱら攻撃を専門とする強い武装を持つ潜水艦として計画されま した。 魚雷発射管8門を全て艦首に集めて装備するというのも日本の潜水艦では初めての配置でした。 その丙型の1番艦として昭 和15年3月30日に完成したのがイ−16で、開戦時から戦闘に参加し、甲標的と呼ばれる特殊潜航艇を積んで真珠湾を攻撃しました。  甲標的は潜水艦から発進し、目標のすぐそばまで近づいて魚雷攻撃を加えるのを目的とした小型の潜航艇で、魚雷発射管を2門備え、 乗員は二名でした。 イ−16は真珠湾に続くインド洋作戦やルンガ岬沖でも甲標的で戦果を上げましたが、昭和19年5月14日、ブイン に物資輸送のためトラック島を出発したまま行方不明になっています。

乙型は昭和12年に続いて昭和16年にもイ−40型6隻、イ−54型3隻の建造が計画され、イ−54型の3番艦としてイ−58が完成しまし た。 偵察を主任務とする乙型であるイ−58には零式小型水上偵察機が搭載され発進用のカタパルトも装備されていました。 イ−58 はグァム島を皮切りに沖縄方面、東カロリン諸島と転戦し昭和19年7月30日パラオ島の北方でアメリカ海軍の重巡洋艦インディアナ ポリスを魚雷攻撃し、これを撃沈しました。 この時のインディアナポリスは広島・長崎に続く3番目の原子爆弾を輸送中あったとも 言われています。 イ−58は終戦の前日に母港の呉に戻りそのまま終戦を迎えました。

I-16_58_UFR.jpg(288731 byte) 実際にはこのように2隻が並ぶことはなかったようですが。。。
I-16_58_BRU.jpg(212912 byte) 海軍旗は他のキットの余りを流用してます。 このキットにはシールもデカールも付属してませんでした。
I-16_58_RFU.jpg(77561 byte) 全体に錆汚れを入れてみましたが、部分的にしたほうが良かったかも。
I-58_E14Y.jpg(91934 byte) 零式小型水上観測機です。 こうなると人が居ないのが寂しいですね。
艦名は浮き彫りになっているものを塗ってます。 日の丸も塗装です。
I-16_Ko-target.jpg(85698 byte) 甲標的は全身艶消し黒です。
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