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フジミ 1/700 オリバー・ハザード・ペリー級フリゲート サンタマリア

1960年代アメリカ海軍は従来までの駆逐艦やフリゲートを代替するには高性能艦だけでは予算の問題から不可能と考え、高性能艦を製 造すると同時に性能を押さえた安価な艦も製造し、必要な数を補うハイ・ロー・ミックス (High Low Mix) という構想を考えだしまし た。 このハイ・ロー・ミックスでいうHiに当たる艦がスプルーアンス級駆逐艦で、オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲー トがLoにあたります。 航空機でも同様な思想でF-15とF-16や、F-14とF/A-18が開発されています。 数を揃えることが重要な艦であ ったため、コスト削減を最優先に設計が開始されました。 それと同時に開発におけるリスクをなるべく少なくするため、1番艦と2 番艦の建造間隔を2年開け2番艦以降は1番艦の製造が終わり様々な問題点や改善点を把握した上で建造が行えるようにされました。

ペリー級は小型である割に艦隊防空ミサイルを装備し、対潜ヘリを2機搭載するなどアメリカ以外の諸外国では主力艦として活躍 できる能力を持っています。 そのためこのような水上艦としては比較的多くの国でライセンス生産や輸入によって導入されてい ます。 上部構造物は従来までの艦船のように艦橋や煙突などがそれぞれ独立しておらず、艦橋から煙突、後部ヘリ甲板まで艦の前後 にわたって平坦に続いています。 艦首は甲板が波をかぶらないよう長く前に伸び、さらに波よけのブルワークも装備されています。

推進装置はスプルーアンス級と同じLM2500ガスタービンエンジンを使用しています。スプルーアンス級がLM2500を4基搭載し2軸推進 を行うのに対し、ペリー級では2基1軸で使用されています。 また抗堪性を持たせるため補助推進装置として艦橋下付近に引き込み式 の補助ポッド2基を装備し、スクリューまたは舵が破損した場合にはそれによって推進と操舵を行うことが可能です。 このポッドは 360 度自由に旋回ができるため、低速時の操舵にも使用されます。 旧型化および国防予算削減の影響を受け、初期の艦はアメリカ海軍 から退役しつつありますが、臨検任務などでの活躍により当初予想されたよりも退役のペースは落ち、2005年現在でも30隻程度が現役 で活躍しています。

SANTA_MARIA_FUL.jpg(217967 byte) スペイン海軍の「サンタマリア」号で仕上げてます。
SANTA_MARIA_BUR.jpg(198859 byte) こんな形でヘリが2機並ぶかどうかは怪しいものですが、部品が2機分有ったので。。。。
SANTA_MARIA_RBU.jpg(155400 byte) 今回も手摺りは自作しました。支柱は0.2mmの真鍮線、ロープは0.037mmのハリスです。
SANTA_MARIA_LFS.jpg(76312 byte) ロープがよたってますがご愛敬ということで宜しく。
SANTA_MARIA_RSF.jpg(117391 byte) これは35mmのマクロレンズで撮影してます。
SANTA_MARIA_UH60.jpg(82348 byte) マクロレンズで思いっきり寄ってます。 ローターは0.25×0.75mmのプラ板で作り替えました。
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