cyberhobby 1/700 アメリカ海軍 LPD-21 ニューヨーク
LPD-21 ニューヨーク(U.S.S New York)はサン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦の5番艦です。 ドック型揚陸艦は、揚陸艦のうち艦内のウェルドックと呼ばれる格納庫に収容した上陸用舟艇を用いた揚陸作戦を主体とする軍艦です。 本級ではアメリカ海軍の揚陸艦として初めてステルス性が考慮されて設計されています。 特徴的なのが八角形に近い断面形状をしているマストです。
本艦にはアメリカ同時多発テロ事件で倒壊したワールドトレードセンターの残骸から24トンの鉄が使用され、7トンは溶かされて船の「軸棒」(艦首の一部)に使われました。
通常、州の名前は潜水艦に命名されますが、ニューヨーク州知事の要請によりテロの犠牲者に敬意を表するために対テロ戦争に関与する水上戦闘艦である本艦に命名され、2009年11月7日に就役しました。
製作の記録です。船体は上下を着脱可能にするために磁石を仕込みました。
艦尾側に少し隙間が合ったので、強力な大きめの磁石を仕込みたかったんですが、スペースの関係で無理でした。
なので、艦尾の赤でマークした位置に小さな磁石を上下に各3個仕込みました。
持ち手のビスを受けるために、上部船体の中央には3mmの穴を開けて内側にナットを仕込みました。
上部構造物は殆ど一体成型されてます。一部のパネルやパーツを付けて両側面以外を塗装しました。
ヘリ甲板を除く甲板と船体はC338の指定でしたが、甲板と船体の色は違うだろうと思われるので、、
甲板には全部ヘリ甲板の指定色であるC13を塗りました。
上部構造物と艦首甲板を上部船体に合体させて側面にC338を塗りました。
白のマスキングテープでマスクしてブーツトップの黒を塗りました。
大きめの標識デカールに備えてヘリ甲板にはタミヤのX-22クリアを重ねました。
デカールを貼って、船体には殆どの部品を取り付けました。
オスプレイとLCALを仕上げました。LCACにはM1A1を載せました。クリックで拡大できます。
これらはクリアモールドでしたが、窓のラインが入ってなかったので、窓の表現は付属のデカールです。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。
半光沢クリアをスプレー、ウェザリング、張線、細かい部品を組み付けて完成です。
船体の中央の中庭?はボートの格納庫ですが、部品が付属してなかったのでジャンクから持ってきました。
ボートの格納庫の上のクレーンは外向きにつける指示でしたが、収納の邪魔なので内向きに変えました。
製作中に右舷艦尾を下に約50cmの高さから落下させてしまった時に、右舷艦尾のエッチングのネットを破損し
前マストのヤードがどこかに飛んでしまいました。ネットは汎用品にヤードは金属線に置き換えました。
銘板は紙に印刷したものを台座に貼りました。
下部船体にはつや消しクリアをスプレーしたのみで特にウェザリングしてません。
船体の上下を分離してウォーターラインにできます。