ピットロード 1/700 海上保安庁巡視船 PL-31 いず
PL-31 いず」は阪神・淡路大震災の教訓をもとに、大規模災害発生時に現場指揮所となるための指揮通信設備や、被災地への救援物資運搬能力などを併せ持った災害対応型の巡視船として1997年9月25日に竣工しました。 現在は横浜海上保安部に所属し、第三管区海上保安本部の救難強化巡視船に指定されています。
海上保安庁初の災害対応型巡視船として建造された本船は、航海船橋甲板に大型のOIC(Operation Information Center)区画、操船区画、機関監視区画、通信区画がまとめて配置されています。 各区画の連携を強化するとともに、多目的使用を考慮した大会議室と、各種対策本部としての使用を想定した小会議室も設置されています。 医務室には2基の手術台とX線撮影装置を備え、医療能力を大幅に高めています。
また、船内に救援活動従事者用の居住区画や食糧支援用の調理室、非常用食料搭載用の糧食庫を備えています。 後部には1基の大型を含めて3基の荷役用クレーンが設置され、コンテナの搭載が可能な飛行甲板と合わせて物資の運搬能力も高められています。 本船は海中の捜索救難用に超音波探査装置と遠隔無人探査機(ROV)を搭載し、九州南西海域工作船事件で沈没した工作船の捜索・位置特定に従事しました。
製作の記録です。ジャンク箱から持ってきたプラ板で展示台の底板を作って固定用のナットを仕込みました。
船体上下を分割可能にするために下部船体に磁石を仕込み、上部船体の底の中央には
折ったカッターの刃を、船尾は磁石が小さいので上部船体側にも磁石を仕込みました。
上部船体の底にもナットを仕込んで持ち手用のナットを仕込みました。
これと干渉する可能性があるので、甲板の裏側の凸を少し削っってます。
へり甲板の下は完成すると殆ど見えなくなるので記念撮影です。ヘリ甲板にはラッタルを組み込みましたが、
左舷側のラッタルはこの後の作業時に外れて行方不明になりましたので、本当に記念撮影になりました。
ヘリ甲板のフェンスは純正のエッチングパーツで、舷側前半の手すりは汎用のエッチングパーツです。
上部構造物毎に組み立て・塗装しました。
その上部構造物を船体に組み付けました。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。
全体を組み上げて、張線して完成です。
張線は0.047mmのメタルリギング、ホイップアンテナは黒を塗った0.1mmの真鍮線です。
張線とホイップアンテナ、手すり以外の細い部品は純正エッチングパーツです。
旗はアルミホイルにデカールを貼ってます。
台座の船名はデカールを失敗したので紙に印刷したものを貼り付けました。
メインローター、テールローター、スキッドとスクリューの上のプロペラガードは純正エッチングパーツです。
船尾側にも磁石を仕込んだのに上下船体間の船尾の隙間は解消しきれませんでした。
上下船体を分離してウォーターラインにできます。