Revell 1/200 オランダ沿岸警備隊 ETV WAKER
本船は北海で油田の支援を行う16,000馬力の航洋型タグボートSmit Houstonとして1977年に建造されましたが、 1990年にNGOのグリーンピースにチャーターされSoloと名前が変わりました。その際に前甲板のクレーンが除去 されヘリコプター甲板が設けられました。
さらに1995年には英仏海峡で事故を起こした船を支援するオランダの沿岸警備隊のETV(Emergency Towing Vessel :緊急曳航船?) Waker(英語でWatchman:見張り番?)となりました。
製作の記録です。船底には固定用のナットを仕込んでますが、台座ごと固定できるようにプラ角棒でスペーサーを付けました。
この後、船体全体にベースホワイトとグランプリホワイトをスプレーします。
喫水線より上をマスキングして赤をスプレーし、艦艇色を塗りますが
赤が回っていないところを先に艦艇色で筆塗りしてからスプレーしました。
ヘリコプター甲板は延長部分が別部品になってます。 アルミテープで補強しました。
この甲板の下の船室の箱組にも接合部にプラ板で補強を入れてます。
甲板はMr.カラーの66番を塗ってます。筆塗り一回目の状態ですが下地が白いプラの割には塗りにくいです。
この後2回塗り重ねましたが、似たような色のスプレーを仕入れてきた方が良かったかもしれません。
船室の壁を接着する部分は帯状に塗り残しました。
甲板と船室の塗装が概ね終わったところで全体の姿を確認するために仮組しました。
ヘリ甲板の周囲はデカールが用意されていますが落下防止ネットの枠
を甲板上に接着する関係でマスキングして塗装することにしました。
そのネットの方は台所用の水切りネットで代用することにしました。
船体側面に沿岸警備隊のシンボルのデカールを貼りましたが、喫水線まで届きません。
この状態が正しいのかもしれませんが、中途半端に感じましたので不足分は塗装することにしました。
船室の窓はすべて開口されています。そのままでも良いかとも思いましたが、
組説の指示通りにキット付属のクリア板を内側から貼ることにしました。
旗は、デカールを紙に貼って、切り出してテグスを挟んで二つ折りします。
作業開始から4週間でやっとここまで来ました。
甲板手摺はプラ部品で用意されてますが、マストの手摺は無かったので金属線とテグスで作りました。
ここからは完成品です。
手摺やマスト、装備品を組み付けて完成しました。
デカールを貼ったヘリ甲板には半光沢クリアをスプレーしてあります。
マストの張り線は0.2mmのハリスです。
後甲板の船底色の構造物はなんでしょうね?
デリックにはケーブルとフックを追加しました。
船首の喫水下のサイドスラスタはモールド表現のみで、あまり立体的ではありませんね。
舵の部品は無くしてしまったのでプラ板から自作しました。