ピットロード 1/700 日本海軍特型駆逐艦 白雲
特型駆逐艦I型(吹雪型)の8番艦にあたる「白雲」は昭和3年7月に藤永田造船所において竣工し、開戦時には 第3水雷戦隊第12駆逐隊に所属しマレー半島上陸作戦に参加後、バタビア沖海戦やミッドウェー作戦に参加しました。 ガダルカナル沖では空襲により大破し航行不能となりましたが修理されて戦線に復帰しています。
昭和18年以降は千島等の北方方面で行動しましたが、翌年の3月に釧路近辺において船団護衛中、アメリカ海軍 の潜水艦タクトグの雷撃により沈没しました。
本型の大きな特徴である高い水雷戦闘能力は登場時に内外から注目を受けました。三連装61センチ魚雷発射管を 3基搭載し、4隻で構成される1駆逐隊の射線は36本にもなりました。さらに主砲の12.7センチ砲24門と速力36ノット は世界最強の駆逐隊でありました。竣工時の主砲は3基6門でしたが、後に対空戦闘能力向上のために後部の1基 は対空機関銃に換装されています。
製作の記録です。船体は左右分割ですので、補強と固定用の3mmナットの回転防止を兼ねてプラ板を仕込みました。
魚雷の運搬軌条とリノリウム押さえを先に塗装します。
甲板を塗装して、エッチングの手摺を貼りました。
艦橋の窓はモールドを削って、エッチングに置き換えました。本来はラッタル用のものを流用してます。
着けまつ毛ではありません。0.1mmのハリスを0.5mm幅のプラ板に接着して張り線の甲板側にしてます。
ここからは完成品です。
艶消しクリアをスプレーして張り線して完成です。
1944年の状態で完成させましたが、艦名と艦番は実際には消されていたようです。
船体と艦橋構造物の舷窓は開口してやりました。
旗のデカールは一旦紙に貼っておいて切り出して0.28mmの真鍮線に巻きつけて、
さらに0.45mmの銅線に接着して旗竿にしてます。
主砲の12.7cm砲の砲口は0.3mmで開口してあります。