Revell 1/144 ドイツ海軍 Uボート U-218
機雷は水上戦闘で使用された最も重要な兵器の一つです。 機雷を敵国の水上航路に運ぶためにドイツ海軍は専用の潜水艦を運用しました。
VII D型は戦闘用潜水艦として優秀であったVII C型の船体を延長した派生型です。 係留型のSMA機雷を運搬し、敷設するためにVII D型では司令塔(艦橋)の後部にそれぞれ3基の機雷を搭載できる格納筒5基を設置しました。 これによって全長が9.80m長くなりました。
VII D型はそれ以外の点ではVII C型と同等でしたので、大西洋の戦闘において敵艦に対抗するために使うこともできました。 U-213からU-218の6隻がキールの造船所で製造され、31回の作戦に参加し、42,622総トン数の10隻を沈没させました。 6隻のうち終戦まで生き残ったのはU-218のみで、他の5隻は沈められて241名の鉄の棺桶になりました。
製作の記録です。船体は左右分割で、補強のために梁?が入っています。
船体の組立と塗装が終わりました。
Revellの塗色は良くわからないのでWEBを参考にして、推測を混じえてタミヤアクリルで塗りました。
潜望鏡は格納筒にいくつかのストッパーが設けられており組み立て後に高さを変えることができます。
司令塔後部の手すりは左右二分割ですが、プラ材が脆いのか何箇所か折れてしまってました。
破片を集めて補修しましたが、紛失した部分は0.88mmのプラ棒で作りました。
船体を塗装してデカールを貼りました。この画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
ここからは完成品です。
ウェザリング、張線して完成です。
6隻の同型艦のうちU218のマーキングです。
司令塔の後ろのバルジが機雷の格納筒で、ここから搭載して船底から排出して敷設するようです。
空中線は0.128mm(0.6号)のハリスで張線しましたが、一回り太くても良かったかもしれません。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
タミヤのスミ入れ塗料の黒で墨入れして、甲板はグレイでウォッシングしました。
喫水より上の船体はMr.ウェザリングカラーのマルチブラックでウォッシングしてステインブラウンで錆を入れました。
喫水より下の船体はMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュでウォッシングしました。
旗はデカールが有りましたが、アルミホイルに貼った後になぜか紛失してしまったので、
WEBで見つけた画像を紙に縮小印刷したものを使いました。