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ACADEMY 1/700 R.M.S TITANIC

R.M.S.(Royal Mail Steamship)タイタニック(TITANIC)の伝説は、その進水時のファンファーレから沈没の恐怖に至るまで、過去数十年に渡り多くの人を魅了してきました。 1911年5月31日の進水時、イギリス・ホワイトスター船舶会社によって建造されたタイタニックは全く革命的な船で、船上で特級ホテルに匹敵する贅沢さを提供していました。 本船は贅沢な施設以外にも大きさと動力でも有名でした。全長265m、全幅28mの船体は荒海でも安定に航海することを可能にしました。 本船の動力はパーソン社の低圧蒸気タービン・エンジン1基と2基の3段レシプロ式蒸気エンジンで、合計46万馬力の出力を誇り、最高速力は24ノット、巡航速度は21ノットでした。

ホワイトスター船舶会社は、後に悪い評判を得ることになりましたが、英国海運協会の規定する救命艇16隻搭載との基準を上回る20隻の救命艇を備えていました。 船体は防水扉によって16の防水区画に区切られており、たとえどの2区画が浸水しても浮いていられる設計でした。 しかし、不幸にも1912年4月14日、2区画以上の浸水に見舞われてしまいました。 この日、本船は北大西洋で氷山と衝突し、船体の片側三分の一以上を切り裂かれました。 氷山との衝突の2時間40分後に、この巨大船の最後の部分が酷寒の海中に姿を消し、1,500名以上を凍える溺死へと至らしめました。

製作の記録です。
TITANIC_Z10.jpg(130798 byte)
仮組した状態です。白、黒、甲板色の3色で成形されてます。 TITANIC_Z11.jpg(203480 byte)
船体の下半分に艦底色、上半分に半光沢黒を塗り、船名等のデカールを貼りました。 TITANIC_Z12.jpg(147524 byte)
船首と船尾の甲板部品には手摺らしきものがモールドされてますが、
外側と内側で高さが異なる設計になってますので、手を入れます。 TITANIC_Z13.jpg(162513 byte)
元の手摺は切り取って、パテで高さを合わせて、エッチングの手摺を貼りました。
全ての部品を接着したわけではありませんが、残りは船体と合体してからにします。 TITANIC_Z14.jpg(157285 byte)
船体中央の構造物の一層目です。船室の内側の床も塗りましたが最終的には殆ど見えなくなりますね。 TITANIC_Z21.jpg(158491 byte)
二層目と三層目を塗装します。 TITANIC_Z22.jpg(165234 byte)
準備した甲板と煙突を船体に組み付けて、煙突のステーも張りました。
甲板上に多数有る通風筒は、挿入画像左のように吸気口をざぐっておきました。 TITANIC_Z31.jpg(121294 byte)
前後マスト間に四重になった空中線を張るための準備の様子です。
ラドフォードの余り部品である喫水板が十分な長さでしたので、コの字に曲げた0.28mmの真鍮線を固定して、
その間に0.037mmのハリスを張って、外側にはマストに固定するための0.1mmハリスを付けておきます。

ここからは完成品です。

TITANIC_UFL.jpg(117504 byte)
張り線を行って完成です。 TITANIC_UBR.jpg(116134 byte)
キットの塗装説明は大雑把でしたので、細部は想像で塗りました。 TITANIC_LUF.jpg(122326 byte)
黒く塗った船体部分にも多数の舷窓が有り、クリアブルーを垂らしてありますが、見えませんね。 TITANIC_BUL.jpg(129731 byte)
クレーンには0.28mmの真鍮線でフックを作りましたが、チョット大きいですね。 TITANIC_CNT.jpg(140932 byte)
煙突は片弦6本、両舷で12本のステーが支えてます。4基有りますから48本張り線しました。 TITANIC_RUF.jpg(118503 byte)
通風筒の開口部は赤く塗ってます。殆どの通風筒は後ろ向きですが、2本だけ前を向いてます。 TITANIC_FRS.jpg(110738 byte)
四重の空中線と甲板を接続する引き込み線を張るのが一番面倒でした。 TITANIC_LSS.jpg(150742 byte)

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