DRAGON 1/350 アメリカ海軍駆逐艦 DD-968 アーサー・W・ラドフォード
DD-968はアメリカ海軍のスプルーアンス級駆逐艦の6番艦で、第二代統合参謀本部議長に因んでアーサー・W・ラドフォード(Arthur W. Radford)と命名されました。
本艦は1975年3月21日に進水、1977年4月16日に就役し、1997年5月には新型マストが取り付けられました。 このマストはステルス性を高めるために新材料の平板で囲まれた先進型閉囲マスト/センサーで各種のセンサーが内蔵されました。 本艦は2003年3月18日に退役し、2004年4月6日に除籍されています。
製作の記録です。フルハルの船体は左右分割で補強用の梁が用意されてますが、
このままでは甲板に較べて船体の幅が広くなったので、後に中央の梁は外してしまいました。
スクリューシャフトと舵はイモ付けの設計ですので、金属線を仕込んで補強します。
艦首ソナーとブーツトップを黒で塗りました。
ブーツトップを1mm幅のマスキングテープでマスクして赤を筆塗りしました。
今回は赤塗装の下地は省略しましたが、それなりに発色してくれてます。
パーツの状態で甲板の標識を処理しました。白線は塗装、紅白はデカールです。
メインの甲板と艦尾の甲板を船体に合体させて船体に手摺を貼りました。
エッチングの手摺はキットに付属してますが、主な所だけで一部用意されてない所が有ります。
1/350の汎用エッチング手摺は手持ちに無かったので、
赤枠で囲った所には1/700の二段手摺を二つ合体させたものを貼りました。
上部構造物や煙突の類を塗装してデカールを貼りました。
この後半光沢クリアをスプレーしてからウォッシングします。
船体と上部構造物を合体させました。ヘリ甲板の汚しは機体を出し入れした跡のつもりです。
ここからは完成品です。
前マストに張り線して、小さな装備品を組み付けて完成です。
先進型閉囲マスト/センサーに換装された状態です。
艦橋やヘリコプターの窓には黒で塗ってからタミヤのつやありニスを垂らしてあります。
ヘリ甲板の周囲は実際には落下防止ネットでしょうけど、キット指定に従って手摺を張りました。
展示台の銘板はPCで作ったものを写真用紙に印刷して貼り付けました。
ローターはキットの部品をできるだけ薄く削ってやりました。
主脚も尾輪も部品を紛失しましたので金属線とプラ板で自作したものに置き換えました。
付属のエッチング手摺が足りないと思ってましたが、後部マストに通常タイプを選択することもできる
ようになっており、その分のエッチングも入ってましたので、1/700を加工する必要は有りませんでした。
前マストの横桁等に余っている手摺を張りました。
全長は49cmもあります。