DRAGON 1/700 アメリカ海軍 軽巡洋艦 SANDIEGO
サンディエゴ (USS San Diego, CL-53) は、アメリカ海軍のアトランタ級軽巡洋艦の3番艦で、1940年3月27日に起工、1941年7月26日に進水、1942年1月10日に就役しました。 1930年代、航空機の脅威に対応するため各国海軍では対空砲を搭載した防空艦が計画されましたが、アメリカ海軍では防空能力を向上させた軽巡洋艦を新造することを計画しました。 それまでアメリカ海軍は伝統的に副砲として51口径5インチ(12.7cm)砲を、対空砲としては25口径5インチ高角砲を採用してきました。 そこで対艦と対空の双方をこなすことができる中間的な38口径5インチ両用砲が開発され、アトランタ級軽巡洋艦に搭載されました。 この両用砲には薬莢形式が採用され連射能力の向上が図られました。
サンディエゴは1942年5月16日にサンディエゴ港で第11任務部隊と合流し、ミッドウェー島に急行しましたが、ミッドウェー海戦には参加できませんでした。 その後、南太平洋海戦、第三次ソロモン海戦、ラバウル空襲、トラック島空襲、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、沖縄戦などに参加しました。 1946年11月4日に退役し、1960年にはスクラップとして処分されました。
製作の記録です。展示台に固定用のナットを仕込むために0.5mmのプラ板にナットを付けて、
1mmプラ角棒をスペーサーにして展示台の裏面に接着します。
展示台の支柱には金属線を仕込んで、船底パーツは開口しておきます。
船体は喫水で上下に分かれていますが、上下を脱着可能にするのは厳しいのでフルハルにしました。
ブーツトップの黒を塗って、1mmのテープでマスクして船底には赤を塗りました。
舷側を塗ってから甲板にエッチング手摺を張りました。
船体の甲板と、途中まで組み立てた構造物を塗りました。
ここからは完成品です。
張線、兵装の組み付け、ウェザリングして完成です。
1942年から1943年にかけての迷彩パターンです。
舷側や構造物は墨入れ黒、甲板は墨入れグレーでウェザリングしてます。
0.074mmのハリスで張線しました。
展示台の銘板はPCで描いて紙に印刷したものを貼ってます。
上の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
手摺の大半はキット付属のエッチングパーツですが、一部汎用品を使ってます。
38口径5インチ両用砲は全部で16門の重兵装です。仰角は高めにしてみました。
上の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
2軸のスクリューは左右で回転方向が逆になっているのが再現されてます。