DRAGON 1/700 アメリカ海軍 ボノム・リシャール CV-31
USS ボノム・リシャール (Bon Homme Richardのフランス語読み)はアメリカ海軍のエセックス級航空母艦の14番艦で、短船体型に区分されています。 本艦以降は艦首を延長する等の設計変更が行われており長船体型に区分されています。
本艦は1944年11月に就役し、1945年3月には太平洋戦線に投入され日本への最終攻撃に参加しました。 大戦終結による海軍の縮小に伴って本艦も同型艦の多くと同様に予備役に編入され、1947年1月9日よりモスボール処理のうえ保管されていました。 しかし1950年6月に朝鮮戦争が始まると本艦の現役復帰が決まり、1951年1月15日に再就役して、1952年12月まで作戦に参加しました。 1953年5月から飛行甲板の延長、アングル・ドデッキ化等の近代化改修を受けています。
本艦は第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の三つの戦争全てに参加した唯一の航空母艦で、1971年7月2日に退役しています。
製作の記録です。フルハルとウォーターラインの選択式ではありませんが、船体上下は分割可能にするために
上部船体に梁とカッターの刃を仕込み、下部船体には磁石を仕込みました。
これで組み立ての最後に接着しないで上下を合体することができます。
格納庫甲板にもモールドが有り、付属しているクリアパーツの飛行甲板を使えば、完成後に見せられますが、
そのつもりは無いので格納庫甲板は塗りませんし、持ち手をつけるために開口して3mmのナットを仕込みます。
舷外エレベーターの裏側はエッチングが付属しています。
落下防止ネットも有りましたが、枠のみでしたので汎用パーツから持ってきました。
飛行甲板の標識デカールを真っ直ぐに貼るために二つ折りにした紙をガイドにしてます。
艦載機はクリアモールドです。ランナー状態で増槽や脚を組み付けてC14を塗りました。
艦船模型のヘリコプターのローターは、これを薄くするために毎回悩みます。
ブレードは厚さ0.14mm・幅0.5mmのプラ板が使えますが、問題はメインローターの基部です。
そこで今回はエッチングのプロペラを基部とテールローターに使ってみました。
上部船体の作業中です。残りは艦載機の搭載と船体周辺の武装、空中線支柱、舷外エレベータです。
ここからは完成品です。
艦載機を乗せて、空中線を張線して完成です。
朝鮮戦争参戦時の状態のつもりですが組説では不明確な点が有り、空中線支柱周りは推定です。
国旗はアルミホイルに貼ってます。
信号旗のワイヤーと空中線はメタルリギングの0.15号(0.07mm)です。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。
船体の上下は磁石で半固定ですが、殆ど隙間無く合体できてます。
艦載機はヘリコプターが1機種、レシプロが2機種、ジェットが3機種です。
F9F-8クーガー以外の固定翼機は1機ずつ折りたたみが再現できます。
下部船体を分離してウォーターライン状態にできます。