ピットロード 1/700 海上自衛隊護衛艦 DDH-142 ひえい
第三次防衛力整備計画(三次防)の主力艦として建造された「はるな」型護衛艦は海上自衛隊初のヘリコプター搭載護衛艦です。 DDH-141「はるな」は三菱重工長崎で1973年に、DDH-142「ひえい」は石川島播磨東京で1974年にそれぞれ竣工しました。
本クラスの特徴である対潜ヘリコプター3機を格納・運用するために、主要兵装を艦の前部に集中させ、後甲板は飛行甲板に当てられました。 当時、このクラスで大型対潜ヘリコプターを3機も搭載できる艦は国外においても例が無かったため注目を集めました。 艦の安定を図るためにフィン・スタビライザーが装備され、ヘリコプターを迅速に格納庫に運ぶために着艦拘束移送装置等の新機軸も導入されました。 マストは煙突と一体化したマックとなり、格納庫の構造の関係で左寄りに設置されました。 1987年に「はるな」、1989年には「ひえい」がミサイル戦、電子戦強化と艦齢延伸のための改装工事(FRAM)が完了し、シースパロー対空ミサイル、20mmCIWS、チャフロケットランチャー等が装備されましたが、2011年3月に退役しています。
製作の記録です。喫水板にナットを仕込みました。2mm角棒とエポキシ接着剤で固定してます。
ヘリ甲板は右隅の写真のように軌条と着艦標識が凸モールドでしたが、これらを削って軌条をスジ彫りしました。
塗装後に光沢クリアをスプレーして軌条に墨入、標識はデカールを貼ってます。
上部構造物は階層毎に製作中です。手前は二番砲塔の基部です。
落下防止ネットはズバリのエッチングパーツが足りなかったので、透明プラ板を軽くサンディングして
周囲のみ塗装したもので作ることにしました。イモ付けは不安ですので糊代を貼ってます。
ヘリのローターを薄く仕上げるために、0.28mmの真鍮線4本で軸を作り、0.14mmのプラ板でブレードを作りました。