ピットロード 1/700 海上自衛隊 護衛艦 FFM-1 もがみ
FFM-1「もがみ」は30FFMと呼称される多機能機雷戦用フリゲート「もがみ」型の1番艦です。 本艦は26中期防衛力整備計画で構想され、2018年予算で建造が承認されました。 「もがみ」型は22隻の建造が予定されており、低コスト化を図るために民生機器の利用や船体形状による軽量化などが徹底されています。 1番艦「もがみ」は2022年4月28日に就役しましたが運転試験の際のトラブルで工事が遅れたため、2番艦「くまの」が先立って2022年3月22日に就役しています。
本型は外見的には「あさひ」「まや」型より更にステルス形状が進化し、レーダー波の反射源となる艤装の殆どはほぼ一枚板となった舷側内に格納されています。 特徴的なマスト上の円筒にはTACANやIFF装置等の複数のアンテナがコンパクトにまとめられ、NORA-50複合通信アンテナとして本艦型の特徴の一つとなっています。 艦首のMk.45 5インチ単装砲の後方に格納式の洋上補給装置が搭載されていますが、後日Mk.41 VLSが搭載されることになっています。 艦尾のヘリ甲板の下にはOQQ-25対潜ソナーシステムと機雷排除用水上無人機の船台が装備されており、それらを格納するためにヘリ甲板を前傾させています。 機雷捜索用水中無人機は右舷中央部に格納されています。
製作の記録です。ジャンク箱のプラ板を展示台の底板にして固定用のナットを仕込みました。
まずは船体中央の煙突周りの艤装を作りました。
次にヘリ甲板とヘリ格納庫の壁を塗って、ヘリ甲板にはデカールを貼りました。
煙突周りの艤装とヘリ甲板周りを挟んで船体左右を接着しました。
喫水板の艦尾の中央には機雷排除用水上無人機USV、左にはOQQ-25対潜ソナーシステムを乗せます。
船体上下を接着、舷側と艦底を塗装、マスクしてブーツトップの黒を塗りました。
塗装の邪魔になるスタビライザーやスクリュー周りは後回しにします。
WEBで調べても艦首の手摺りは良く分かりませんでしたが、
前後の間の手摺りは支柱の間隔が広いようでしたのでそこだけメタルリギングを張りました。
ここからは完成品です。クリックすると大きなサイズで見ることができます。
艤装、張線、ヘリコプターを搭載してウェザリングして完成です。
竣工時には未装であったVLSを装備した状態で仕上げましたので未来の姿です。
開閉選択式のハッチは開けてみました。
メタルリギング0.06号の0.047mmを白く塗って張線しました。
ヘリコプターのローターは形状が複雑なのでエッチングの枠は諦めてキットパーツを使いました。
舷側やマストはウェザリングカラーのマルチブラックで軽くウォッシングしてます。
ヘリ甲板にはウェザリングカラーのマットアンバーを使いました。
ステルス重視の割にはやたらとホイップアンテナが多いです。