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ピットロード 1/700 海上自衛隊イージス護衛艦 DDG-177 あたご

「あたご」は2004年4月5日起工、2006年8月24日進水、2007年3月15日に竣工した「あたご」型護衛艦の一番艦です。 本級は基本的には前級「こんごう」型の拡大改良型ですが、SH-60Kヘリコプター1機を搭載するために格納庫が新設されています。 このため艦橋後方の2基のレーダーは装備位置を1層上げて後方視界を確保しています。

本級の基本となったアメリカ海軍アーレイ・バーク級駆逐艦フライトIIAに比べて司令部機能を充実させたことで艦橋が2層高くなり、海上自衛隊の水上艦艇として初めて満水排水量が1万トンを超えました。 この結果、艦内に余裕ができ、柔軟な運用が可能になりました。 本級のマストには前級と特徴的な違いが有ります。「あたご」型では、それまでの見慣れたラティスマストから日本独自の設計による平面構成マストに変更されてステルス性を高められています。 その他に煙突の形状の変更等、各部のステルス性向上の努力が払われています。

製作の記録です。
ATAGO_Z11.jpg(52918 byte)
固定用のナットを接着したプラ板を展示台の底に接着します。 ATAGO_Z12.jpg(37781 byte)
船体の上下の位置決め用に下部船体には突起、上部船体の裏面には対応した凹みが有りますが、
船体上下を脱着可能にするには心もとないので、追加工します。 ATAGO_Z13.jpg(122139 byte)
下部船体の突起には少し長めの3mmパイプを被せて、中央にはネオジウム磁石を仕込みました。
上部船体裏面の凹みは3mmで開口し、磁石に対応した位置も開口しました。 ATAGO_Z14.jpg(71635 byte)
上部船体裏面の内側には使い古しのデザインナイフの刃を接着しました。 ATAGO_Z15.jpg(41365 byte)
艦橋構造物の前方の側面には三角の壁?のようなものが有るようですがキットでは省略されてますので、
0.3mmのプラ板で追加しました。これは後に手すりを固定する支えにします。 ATAGO_Z21.jpg(88228 byte)
船底のフィンスタビライザーと舵は金属線で取り付け補強しました。 ATAGO_Z22.jpg(75237 byte)
上甲板と舷側を塗ってデカールを貼って、手摺りを張りました。
続いて上部構造物を組み立てながら、塗りながら、手摺りを張ってます。 ATAGO_Z31.jpg(84355 byte)
手摺り張りと船体の塗装作業が終わって、半光沢クリアをスプレーしました。 ATAGO_Z41.jpg(105995 byte)
艦橋の天面とマスト間には片舷3本の空中線が張られているようですがキットでは再現されてませんので、
天面の支柱は0.28mmの銅線、マストの横桁は0.45mmの針金で自作しました。
ATAGO_Z42.jpg(46107 byte)

ヘリコプターのローターブレードは厚いので、自作のパーツに置き換えました。
ローター軸は0.28mmの銅線を4本束ねてハンダ付けしました。ブレードは0.14mm厚のプラ板です。
ATAGO_Z43.jpg(21602 byte)

旗のデカールの処理は毎回悩むんですが、今回はデカールの台紙を削いで薄くした上で、旗部分を切り抜いて、貼り合わせます。

ここからは完成品です。

ATAGO_UFR.jpg(116502 byte)
ウェザリング、張線して完成です。 ATAGO_UBL.jpg(113195 byte)
2007年頃の状態だと思われます。 ATAGO_LFU.jpg(87463 byte)
側面は黒の墨入れ塗料、甲板はグレーの墨入れ塗料でウェザリングしました。 ATAGO_RBU.jpg(96217 byte)
左舷側のスクリュー軸の方が少し長いです。 ATAGO_SHK.jpg(84003 byte)
ヘリコプターの右舷側の機番(12)はデカールを失敗したので、オーバーサイズですが描いてます。
ヘリコプター甲板にはウェザリングマスターのライトサンドを擦りつけてます。
プロペラガードは0.28mm銅線で置き換えてます。旗竿も金属線にすれば良かったです。
ここから先の画像はクリックすると大きなサイズで見ることができます。 ATAGO_LSS.jpg(93212 byte)
艦首の艦尾に上下船体の隙間が出てしまいました。
上下船体固定用の磁石は艦首と艦尾の方に仕込んだほうが良かったかもしれません。 ATAGO_RUF.jpg(119877 byte)
張線はメタルリギングの0.04号(0.04mm)を使いました。ホイップアンテナは0.28mmの銅線です。 ATAGO_LUB.jpg(130291 byte)

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