ピットロード 1/700 海上自衛隊護衛艦 DE215 ちくご
「ちくご」型は地方隊において沿岸警備、護送、対潜作戦任務を行う護衛艦(DE)です。 本型は前型の 「いすず・きたかみ」型を基礎として計画されましたが地方隊配備のために数多くの隻数 が必要なために建造費の低減が図られた反面、DD型護衛艦「やまぐも」「たかつき」型並の兵装を搭載 させたことで小型ではあるが有力な対潜艦となりました。
特にアスロックと低周波バウ・ソナー及びVDS(可変深度式ソナー)を備えていることが大きな特徴で 第一次防衛力装備のDD型を凌ぐ装備となり、アスロックの装備艦としては最小の艦型になりました。
VDSは同型艦11隻中5隻に未装備のままで完成し、その位置にはウエイトが積まれました。艦橋もCIC、 ソナー、対潜指揮室などの戦闘区画を集中配置したために、このクラスとしては大きなものになりました。 一番艦「ちくご」は1970年7月31日に三井玉野造船で建造・就役し、佐世保地方隊に配備されましたが、 1996年4月15日に除籍されています。
製作の記録です。いつものように喫水板にナットを仕込ますが、小さいので一個のみとし、
乾舷が低いので船体の構造物の位置にはビスを逃がすための穴を開けます。
スクリューのプロペラガードはプラパーツも用意されてましたが、0.28mmの針金で置き換えました。
船体と構造物を概ね塗装して、手摺を貼りました。それぞれに墨入してから組み付けます。
ここからは完成品です。
半光沢クリアーをスプレーして完成です。
通行帯の標識は凸モールドでしたので、塗料を削り落として白線のつもりです。
旗はデカールを一旦紙に貼ってから接着してます。
艦尾の黄色いユニットがVDSのようです。
マストの張り線はメタルリギング0.04号、マスト間の空中線?は0.1mmのハリスを使いました。
手摺は二段でしたので大戦中の日本海軍用のエッチングを流用しました。
破損防止を考慮してホイップアンテナは0.3mmのテグスで作りました。
主砲と艦尾の40mm砲の砲口は0.2mmで開口しました。