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バンダイ 1/48 有人潜水調査船 しんかい6500

しんかい6500は名高いスーパーコンピューター「地球シミュレータ」も有するJAMSTEC(独立行政法人海洋研究 開発機構)が運用する深海調査船です。 1933年の三陸沖地震の震源域の断層状の地形が水深6200〜6500mにある ことから潜航深度6500mの潜水艇が必要と判断されましたが、一挙に潜航深度6500mを実現するのは困難とされ、 まずは2000mのしんかい2000が1981年に開発され、それで得られたノウハウやその間の技術革新を活かして1989年 に三菱重工神戸造船所でしんかい6500が建造されました。

現在世界各国では開発中のものを除くと5隻の科学調査専用の有人潜水船が稼働しており、アメリカのアルビン の設計深度が4500m、フランスのノチールとロシアのミール I、IIは共に6000mです。 これに対し、しんかい6500 は1989年8月11日の試験潜航で水深6527mを記録しており、これが現在の有人潜水調査船での世界最深記録です。



製作の記録です。
SHINKAI6500_P01.jpg(281205 byte) コクピット(船室)の部品です。装置類にはダックエッググリーンを塗ってデカールを貼りました。
壁の色(塗装)と装置類の薄いグリーン(デカール)は本来同じ色味だと思うのですが、揃いませんでした。
どうせなら背景は透明なデカールにして欲しかったです。
SHINKAI6500_P02.jpg(243030 byte) 船体内部の構造を組み立てて電池ボックスを仕込み、コクピットを挟み込みました。
クルーはグリーンの塗料皿に見えるところに腹這いになって、前方の窓から外を見るようです。
SHINKAI6500_P03.jpg(261551 byte) 右側面には装置類が見えます。上半分の白(薄いグレー)の部分はバラストタンクです。
茶色に見えているところは浮力材のようで、スナップフィットのホゾになる大穴が空いてます。
このように塗装しましたが、船体外板を外さない決心をすれば塗装は不要なところです。
SHINKAI6500_P11.jpg(251605 byte) 垂直スラスター、船首カメラ周辺、スクリュー周辺を組み付けました。


ここからは完成品です。
SHINKAI6500_LFU.jpg(154336 byte) 墨入れして完成しました。
SHINKAI6500_UBR.jpg(160956 byte) 船体上面中央の白いハッチみたいなものは救難ブイの上面です。
SHINKAI6500_BTM.jpg(98380 byte) 下面中央の凹部には四つのバラストが有ります。
SHINKAI6500_CRW.jpg(184851 byte) 狭い耐圧殻の中に3人のクルーがいます。中央がパイロットでリモコンみないな操縦装置を持ってます。
SHINKAI6500_SWM.jpg(118486 byte)
二人のスイマーは母船からの発進や吊り上げをサポートします。
SHINKAI6500_OPN.jpg(164867 byte) 付属していたLEDはコクピット内の照明と前照灯になります。
SHINKAI6500_LFLED.jpg(126419 byte) カバーをすると前照灯は見えますが、コクピット内の照明はクルーの影になって殆ど見えません。
SHINKAI6500_LSF.jpg(172892 byte)
クリアパーツのスタンドも付属しています。
SHINKAI6500_RSF.jpg(129098 byte) マニピュレータの主な関節とサンプルバスケットの角度が可動になってます。
SHINKAI6500_LSB.jpg(128539 byte) スクリューは回転できますが、さすがに扇風機では回せませんでした。

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