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タミヤ 1/700 ドイツ海軍巡洋戦艦 SHARNHORST

32ノットの高速を利用して姉妹艦グナイゼナウと共に大西洋を駆けめぐり、数々の戦果をあげたシャルンホルスト の戦歴はドイツ海軍の主力艦の中で最も輝かしいものでした。 また、この2隻の姉妹間は、スタイルの美しいこと でも有名であり、その均整のとれた姿は、世界の戦艦の中でもナンバーワンであったと云うことが出来ます。 1935年5月に建造が開始され、1936年3月に進水したシャルンホルストは、排水量26,000トンの中型戦艦と公表され ました。 しかし、実際はずっと大型で、基準排水量は31,800トンに達していました。 そして、ほぼ同時期に完成 したフランスのダンケルク級(基準排水量26,500トン、主砲34cm砲8門、副砲13cm砲16問、速力25.5ノット)と比較 されますが、32ノットという優れた速力と強力な装甲を持っており、主砲が28cm砲であるという点を除けば、性能 などは各国の35,000トン級戦艦に引けを取らない傑作艦でした。

1939年1月7日に完成したシャルンホルストはグナイゼナウと共にビスマスクが完成するまで、ドイツ海軍最大の主力 艦として、その中心戦力となっていました。 シャルンホルストの初陣は、開戦から3ヶ月近い1939年11月23日でした。 21日に僚艦グナイゼナウと共に北大西洋の通商破壊作戦に出撃したシャルンホルストは23日にイギリスの仮装巡洋艦 ラウルピンジを発見し、一方的な戦いの後ラウルピンジは波間に姿を消しました。 その後、修理のために11ヶ月も 戦列を離れたこともありましたが、グナイゼナウと共に、通商破壊作戦で戦果を上げていきます。

しかし、1943年12月25日に5隻の駆逐艦を率いてイギリスのソ連向け船団目指して通商破壊の途についたのが最後の 出撃となりました。 シャルンホルストが出撃することを予測していたイギリス艦隊はこのソ連向け船団を囮にして シャルンホルストを捕らえ撃沈することを狙ってしました。 12月26日の8時40分イギリス海軍の巡洋艦部隊がシャルン ホルストの姿をレーダーに捕らえました。 二度の砲撃戦の後、一旦はイギリス海軍の追撃を振り切りましたが、付近 には戦艦を中心とした強力なイギリス艦隊がいることを知ったシャルンホルストは船団の攻撃を断念し帰途につきま した。 しかしイギリス艦隊はシャルンホルストの正確な位置を突き止めており、イギリスが世界に誇ったデューク ・オブ・ヨークを中心とした艦隊との戦いは避けられないものになりました。 午後4時17分にシャルンホルストの姿 がデューク・オブ・ヨークのレーダーに捕らえられ砲撃が始まりました。 シャルンホルストも懸命に反撃しました が、ただ1艦イギリス艦隊に包囲されたシャルンホルストは多数の砲弾と魚雷の命中弾を受け、午後7時45分ついに 大爆発を起こし、その姿を北洋に没しました。

SHARNHORST_LFU.jpg(216604 byte) 迷彩を施していた時期もあるようですが、単色で仕上げました。
SHARNHORST_UFL.jpg(536059 byte)
ハーケンクロイツはデカールでは無く、モールドを基準に塗装してます。
SHARNHORST_RBU.jpg(203254 byte) 通商破壊が主な任務だった様ですが、対空機銃や小口径の銃が多く装備されています。
SHARNHORST_BUL.jpg(350461 byte)
前後の艦橋上のレーダーはエッチングのメッシュから切り出して自作しました。
探照灯はドリルで少しさらって透明エポキシ接着剤を垂らしてレンズを表現してみました。
SHARNHORST_RFS.jpg(188067 byte) このサイズだと主砲なら砲口が開口できました。
SHARNHORST_LCU.jpg(187054 byte) デリックは4基有りますが、可動です。(単に接着していないだけですが。。。)
SHARNHORST_RFU.jpg(199671 byte) 主砲も接着せずに差し込んでいるだけですので、旋回出来ます。
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