前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |
タミヤ 1/700 日本海軍駆逐艦 春雨 |
駆逐艦「春雨」は本来は初春型の第11番艦になるはずでしたが、初春型を再設計した白露型の第5番艦として 1935年2月3日に舞鶴海軍工廠で起工されました。 特型駆逐艦に続いて作られた初春型は小型の重兵装艦で、合計 16隻が建造される予定でしたが、1934年3月に発生した水雷艇「友鶴」の転覆事故と同様な事故を起こす可能性 が強かったため、初春型の第7番艦以降の建造が中止されました。 1937年8月26日に竣工した「春雨」は原設計 よりも細長く、喫水の深い船体となり、船体の強度を向上させるためにDS鋼という新しい鋼材を船体の一部に採用 したり、船底外板を厚くするなどの工夫がされておりました。 武装面では日本海軍最初の4連装魚雷発射管の採用が大きな特徴であり、主砲は12.7cm砲5門で対空兵装は40mm 機銃が2丁でした。 太平洋戦争の開戦直後に高まってきた空からの脅威に対抗するため、後部の2番砲塔を25mm 3連装機銃1丁に換装し、艦橋前部にも同じ機銃が増設されました。 「春雨」は同型艦の「村雨」、「夕立」「五月雨」とともに第2駆逐艦隊を構成し、ボルネオ攻略作戦、スラバヤ 沖海戦、ミッドウェー海戦、第3次ソロモン海戦などで活躍しましたが1944年6月、ビアク島沖でアメリカ陸軍機 の攻撃により沈没しました。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |