前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |
ピットロード 1/700 海上保安庁巡視船 PL-07 さつま |
日本の領海は領土の12倍もの広さがあります。 海上保安庁は、この領海の危機管理に日夜努めている我が国に とっては重要な機関で、1948年5月1日に設立されました。 その使命は1:海洋秩序の維持、2:海難の救助、 3:海上防災・海洋環境の保全、4:海上交通の確保、5:国内外の関係機関との連携・協力となっています。 近年では不審船やテロ対策等の事象も加わり、平成15年に内部の組織改編が行われ、船体にはJapan Coast Guard の英文字が表記されるようになりました。 「さつま」は救難強化型巡視船「えりも」型の6番船として1999年に竣工しています。 35mm単装機関砲と20mm多 銃身機銃を装備し、広い後部甲板を有して、ヘリを使用した救難活動の拠点や油流出などの大規模特殊救難に対 応している万能船です。 |
製作の記録です。 |
オリジナルの展示台には固定用のナットを仕込むスペースが無いので、底板を作ってナットを仕込みます。 船体は乗せるだけの設計ですので、展示台には真鍮のロッドを仕込んで船底には穴を開けておきます。 |
船首楼のエッジを薄く削ります。左舷が加工前、右舷が加工後です。(エッジは黒く塗ってます。) |
上部構造物は甲板のガイドに従って接着・組立るのが楽ですが、後の塗装や手摺りの工程が作業しにくいので、 ガイドに従いつつも甲板には接着せずに構造物のみを組み立てます |
後部の甲板にはヘリコプター運用時の落下防止ネットが有りますが、エッチングパーツを付ける所が無いので、 0.3mmのプラ角棒で糊代を付けました。 外観は多少損ねますが、ここは強度重視としました。 |
上部構造物は手摺り作業が終了し、概ね組立できました。 |
キットに含まれる部品のみで組み立てたマストの骨組みです。(右側は天地を逆にしてます) |
このままでは寂しいので、伸ばしランナーで支柱を追加して、頂部には手摺りも付けました。 |
船体の下半分にプロペラ以外のスクリュー回りを組み付けて塗装しました。 ビルジキール後方のフィンスタビライザーは部品を一個無くしたので、両舷ともプラ板から作りました。 |
ここで船体にデカールを貼って、上半分と下半分を接着してフルハルの姿にしました。 |
箱絵には煙突の前方に傘の骨を逆さまにしたようなアンテナが描いてあります。 キットには部品が有りませんので外径0.9mm・内径0.73mmの真鍮パイプと直径0.28mmのロッドで自作してます。 |
ここからは完成品です。 |
殆ど完成してからヘリコプター甲板の艦番デカールを忘れていることに気が付いて慌てて貼りました。 |
煙突の排煙口は塞がっていたのを開口してますが、それ以上のディテールは(技術不足で)省略しました。 |
手摺りと落下防止ネットはライオンロアのアメリカ海軍用エッチングパーツを使いました。 |
船体全体には半光沢クリアをスプレーしています。 |
船体に比べると後部の甲板は広そうですが、ヘリコプター1機の運用がやっとの広さです。 |
スクリュー軸の角度が不自然なんですが、修正するのは難しいので、そのままにしました。 |
ヘリコプターはアエロスパシアルAS332L1です。ローターは薄く削ってやりました。 |
製作の記録の先頭に戻る |
完成品の先頭に戻る |
前に戻る | 案内所に戻る | 次に進む |