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Revell 1/72 アメリカ海軍 魚雷艇 PT-109 |
アメリカ元大統領ジョン・F・ケネディが海軍中尉当時乗船していたのがPTボートPT-109です。 PT-109の全長は 約24.4m、全幅6.4mの小型艇で倒立12気筒のパッカードエンジンを3基装備した排水量33トンの魚雷艇です。 魚雷 発射管4基と対空気銃4丁、機関砲1門の兵装を持ち、1942年7月に進水、2ヶ月後にはガダルカナルの戦域で初陣を 飾りました。 ケネディ中尉がPT-109の指揮官の命を受けてからの艇の日常業務は2ヶ月以上も平穏無事なものでしたが、ソロモ ン諸島の作戦基地であるRendova Harborへの移動命令が出されました。 そこで、ニューギニアのマウンダ仮設飛 行場を占領中の日本軍を増強するための兵員と補給物質を積んだ4隻の日本海軍の駆逐艦の行動を阻止するために PT-109を含むPTボートに出撃命令が出されましたが、数時間にも渡る捜索にも拘わらず日本の駆逐艦を発見する ことが出来ませんでした。 当時レーダーはどうにか実用の段階に入ったばかりのところであまり効果が発揮でき ない状態でした。 ようやく日本軍艦を発見し、最初に攻撃を加えたのはPT-159でしたが、運悪く魚雷発射の事故 にため火災を発生し、その炎が日本軍に発見されたことで攻撃は失敗に終わり日本軍は目的を果たして帰路につ き始めました。 3隻のPTボート162、159と109は暗闇に潜んで再度の攻撃に備えていましたが、突然、相当な速度で進行する一隻 の駆逐艦の艦首がPT-109にのしかかって、あたかも巨大なナイフのように船体を切断し、全員がガソリンの流れ て燃え上がる海に投げ出され、全乗員がPT-109の船首に辿り着いて漂流が始まりました。 ここでケネディ中尉は 救出の船を待つのではなく自らの手で近くの島に辿り着こうと提案し、PT-109から外した板を浮き代わりにして 約4時間の苦闘の後、全員が泳いでPlum Pudding基地に上陸することが出来ました。 J.F.Kの若き日のエピソード として伝えられる有名なお話でした。 |
操舵手の後で両手を広げている白い帽子がJ.F.K.だと思われます。 |
BOXには「1972」の文字が有りました、40年近く昔のキットだということになります。 |
実艇の甲板は木製ですので、単調にならないように塗り分けてみました。 キャビンの窓と風防は抜けておらずクリアパーツも付属していませんでしたので、透明プラ板で置き換えました。 |
さすがに古いキットなのでデカールは全く役に立たなくなっていましたので、艇の番号は白地のデカール シートに印刷したものを一文字ずつ切り抜いて貼りました。 この写真に見える機関砲座のデカールだけは 白文字の背景をオリーブドラブで印刷したものです。このサイズだと色味の違いが誤魔化せたようです。 スクリューの軸は真鍮線で置き換えてます。スクリューも舵も意外と小さいですね。 |
張り線は最初は0.2mmのハリスを使ったんですが、腰が強すぎて、テンション を掛けるとマストや支柱に影響が出ましたので、ミシン糸でやり直してます。 |
艇尾の星条旗は普通の紙に印刷して、木工用ボンドで貼り合わせたものです。 |
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